「ビールをおいしく感じるようになった」味覚が変わったと思うのはどんなとき?

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子どもの頃、ほとんどの人はカレーは甘口、お寿司はワサビ抜きで食べていたと思います。しかし成長するにつれ、いつの間にか辛口カレーやワサビが食べられるようになったのでは? 子どものころより今のほうがおいしいと感じる食べ物にはどのようなものがあるのか、社会人の男女に聞いてみました。

■「苦み」が好きになる
「ビールやビターチョコなど、苦みをおいしいと思うようになったとき」(女性/28歳/出版)
「子どものころは苦くて飲めなかったのに、コーヒーが飲めるようになったこと」(女性/29歳/IT)

初めてビールを飲んだときは、その苦さをおいしいと思えなかったのに、今では早くビールが飲みたいと切望するほどに。味覚の変化はほんとに不思議ですよね。また、中高生くらいだと本当はおいしいと思っていないブラックコーヒーを飲んで大人ぶった経験がある人も多いのではないでしょうか。

■しょっぱいおつまみが食べられるように......
「昔は酒のつまみのような珍味はしょっぱいだけでどこがおいしいのかわからなかったのですが、お酒を飲める年齢になってからは大好きになった。おつまみを食べたくてお酒を飲んでいるようなもの」(男性/24歳/機械)

塩辛やカラスミなどのおつまみは、そのしょっぱさによってお酒が進みます。お酒が好きになると、しょっぱいおつまみも好きになるようですね。

■クセのあるものが好きになる
「ミョウガや大葉など、クセのある香味野菜を好むようになったこと。お刺身のツマも昔は飾りと思っていたのに、大人になってからは必ず食べるようになった」(女性/28歳/語学)

香味野菜は料理のアクセントにもなりますよね。また、ツマには生魚の毒を消す作用があるとも言われているそうです。

■父親と同じ食べ方を......
「スイカに塩をかけて食べるようになった。亡くなった父親がよくそうやって食べていたが、いつの間にか自分も同じようにして食べるようになっていた。塩をかけることで、スイカの甘みがより広がる感じがする」(男性/34歳/サービス)

スイカに塩をかけるのは、先に塩辛さを感じることで、甘みをより強く感じるようになる作用があると科学的に証明されているそうですよ!

■駄菓子が食べられなくなった
「小さい頃、駄菓子屋さんで20円とか30円とかで買って食べていたグミや水あめのような駄菓子。久しぶりに見つけて懐かしいと思い食べてみたら、ねっとりした甘みがくどくてなかなか食べられなかった。懐かしい味だったけど、今は好んでは食べようとは思わない」(女性/29歳/金融)

ケミカルな甘さが特徴的な駄菓子。やはり子どもは、甘いものをおいしく感じるのですね。

いわゆる「大人の味」が理解できるようになったぶん、甘すぎるものには抵抗感を示す人も。あなたはどんなものを食べたときに「味覚が変わった」と感じますか?

姫野ケイ+プレスラボ