コンパクトカーの「iK-2」とともにジュネーブモーターショーで披露された「iM-4」は、4WDシステムと高めの最低地上高を組み合わせた小型4WD。

全長3695×全幅1709×全高1566mmで、サイズ的には次期型のジムニーかジムニーシエラかエスクードか、あるいはブランニューモデルか分かりませんが、システム的には次世代SUVとして市販化してほしい要素が散りばめられています。

軽量化が図られた次世代プラットフォームを採用し、「S-エネチャージ」搭載のワゴンRにも搭載されているIGS(モーター機能付発電機)によるモーターアシスト、そして回生充電を行うマイルドハイブリッドの「SHVS」を搭載。

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スズキはマイルドハイブリッドだけでなく、ストロングハイブリッドやプラグインハイブリッド、EV、FCVの研究開発も進めていくとアナウンスしていますが、市販化技術では当面の間は、リチウムイオンバッテリーを搭載したマイルドハイブリッドで小型車に搭載していくのが現実的かもしれません。

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「iM-4」はコンセプトカーだけにデザインも遊び心に富んでいて、エスクードなどのスズキ4WDの特徴である貝殻形状のボンネットや、スイフトなどに採用されている黒色のA、Bピラーを「iM-4」にも反映。

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さらに、初代セルボやフロンテクーペから受け継いだという、Cピラーまわりからリヤへの造形など、スズキの伝統を感じるデザイン要素が随所に採用されています。

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■次期スイフトか!? スズキが新型コンパクトカーをジュネーブモーターショーに出展
http://clicccar.com/2015/03/04/296554/

(塚田勝弘)

次期ジムニー? エスクード? 小型4WD「iM-4」はマイルドハイブリッドを搭載(http://clicccar.com/2015/03/04/296566/)