横綱・白鵬のイジケぶりが止まらない。取り直しになった初場所13日目の稀勢の里戦の判定に猛クレームをつけてからもう1カ月たつが、いまだに正式な謝罪やこれといった真意の説明はない。それどころか自ら切り出し火を付けたにもかかわらず、こんなことになったのはお前らのせいだ、と言わんばかりマスコミに対する反発の感情をむき出し。2月8日に行われた大相撲トーナメントでは帰りのクルマに乗り込む直前、「審判部に(謝罪に)行くつもりは?」と報道陣に声を掛けられると、「なにっ」と声を荒らげ、いかにも不快そうな顔をした。
 「都合が悪ければ周りのせいにする。まるで不祥事で大相撲界を追われた朝青龍と同じ。朝青龍もトラブルのたびに報道陣に背中を向けていましたからね。白鵬は朝青龍とは正反対の優等生的存在だったんですけどね」(担当記者)

 これと対照的なのが日馬富士。初場所も後半に失速するなど6場所も優勝から遠ざかっているが、先のトーナメントでは早々に敗退した白鵬や鶴竜らを尻目に気合の入った相撲で勝ち進み、見事に優勝。賞金250万円を手にし、「やっぱり優勝は気持ちがいい」と胸を張っていた。
 さらに、この翌日には都内で行われた地域再生に関するシンポジウムに出席し、モンゴルと日本の地域作りと題して講演を行った。およそ20分間、豊富な鉱物資源を持つ母国の現状や問題点を鮮やかに浮き彫りにして見せ、聴講者からは「将来、政治家になる気持ちはないのか」という質問も飛び出したほどで、心身ともに復調の気配が濃厚。春場所(3月8日初日、大阪府立体育会館)で6連覇を目指す白鵬も決して安泰とは言えない。

 下がる株あれば、上がる株ありだ。