2015年初の予選通過も…決勝ラウンドは苦しんだ(Photo by Sam GreenwoodGetty Images)

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<ザ・ホンダ・クラシック 最終日◇2日◇PGAナショナル(7,158ヤード ・パー70)>
 フロリダ州にあるPGAナショナルで開催された、米国男子ツアー「ザ・ホンダ・クラシック」。悪天候の影響で大幅にスケジュールが乱れたことにより、月曜日に持ち越された最終ラウンド。この日11番からの8ホールを回った石川遼は、トータル4オーバーから2つスコアを伸ばす意地を見せてトータル2オーバーの25位タイでフィニッシュした。

 第3ラウンドに続いて行われた最終ラウンド。前日は「打てど左、打てど左」と嘆くほどショットの不調に苦しんだ。池ポチャを連発して6番から3連続ボギーを叩くなど10ホールで3つスコアを落とす乱調。それでもこの日は日曜の日没直前につかんだ好感触を持続すると12番では3メートル、13番ではベタピンに絡めるスーパーショット。切れ味を取り戻したショットでバーディを重ねていく。
 15番バーディのあと16番は3パットのボギーとしたものの、石川の気持ちは切れない。最終18番パー5はセカンドでグリーンを狙って池ポチャとなったが、池の手前から打ち直しの4打目を2メートルにつけてパーをセーブして、2015年初の決勝ラウンドを終えた。
 5日間に及んだ戦いを「長かった」と振り返る石川。その表情は決して明るいものではなかった。「体力的な課題もある」ともちろん今年初めて予選を通過したという事実も無関係ではない。しかし、それ以上にかつては最大の武器であったはずのドライバーショットへの不安が表情を曇らせる。
 「今日よかったのはアイアンだけ。ダウンスイングの軌道ではなくて、始動からトップまでですね。アイアンのほうがゆとりがあって、ドライバーでは急いでる。ここまでドライバーひどくてこの順位は考えられない」。
 最終18番パー5ではようやく苦しんだドライバーでフェアウェイをとらえたものの、「まっすぐいったけど距離がでていない。不安なんだろうと思う。軸がぶれていて、振っていても気持ちが良くない」とポジティブにとらえられるものではなかった。
 「コースに出た時の(体の)回転が鈍いのでスピン量が少なくて球が上がり切らない。練習場では、力まずに振りきれているのにコースでは力んでふりきれてない。良い脱力感がなくて、力が入ると軸がぶれてしまう」。修正すべき点は認識している。今週は「WGC-キャデラック選手権」の裏開催となる「プエルトリコオープン」に出場。2012年には2位フィニッシュ。2013年はホールインワンを達成するなど相性のいい南国で改善のきっかけをつかめるだろうか。
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