Windows 8.1でパソコンの性能をチェックできる方法 「Win8まであったのに」

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自分が使っているパソコンの性能を確認する方法はご存じだろうか?
簡単にチェックできる機能がWindowsエクスペリエンスインデックス(以下、WEI)と呼ばれる機能だ。
この機能は、Windows Vistaから搭載され、Windows 8まで簡単に利用することができた。

WEIでは、パソコンの「プロセッサ」、「メモリ」、「グラフィックス」、「ゲーム用グラフィックス」、「プライマリハードディスク」という5つの項目をチェックできる。Windows 7では1.0〜7.9、Windows 8では1.0〜9.9の数値でスコアを出してくれる。WEIでチェックしておけば、数値が低い部分を強化するといった指標にも利用できた。

ところが最新のWindows 8.1では、この機能が利用できなくなってしまった。
ただし、この機能のプログラムの「Winsat.exe」は、Windows 8.1でも残されているのでスコアの計測までは可能だ。

Windows 8.1でWinsat.exeを実行し外部ツールを使って、パソコンの性能を表示させる方法を紹介しよう。

■Windows 8.1でWEIを実行する方法
まずは、コマンドプロンプト(cmd.exe)を管理者権限で実行する。
Windowsシステムツール内にあるアイコンを右クリックし「管理者として実行」をクリックすると管理者権限でコマンドプロンプトが立ち上がる。
          
https://image.news.livedoor.com/newsimage/e/5/e558a60d08516a06c7e971c03b9f844a.jpg
右クリックで管理者として実行をクリック



コマンドプロンプトを管理者権限で実行する



コマンドプロンプトが立ち上がったら、以下を入力する


winsat.exe formal


上記のコマンドを入力しEnterキーを押すとWEIが実行される。


WEIの実行結果、これでは何が何だかよくわからない

           
■Webサービス「WinSAT Viewer」でWEIの結果を目に見える形にする
計測結果のデータファイルは、そのままでは、何が何だかよくわからないファイルになっているので、それを解析し、目に見える形に直してくれるツール「WinSAT Viewer」を使い、WEIスコアを表示させる。

WEIの実行した結果のデータは、「C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore」というフォルダ以下に「(実行した日付+文字列) Formal.Assessment (Recent).WinSAT.xml」というファイルで保存されている。


WEI実行結果が格納されているフォルダから計測データを取り出す。


そのファイルを、Webサービスである「WinSAT Viewer」の画面上にドラッグ&ドロップする。


計測結果のファイルを赤枠の中にドラッグ&ドロップする


見慣れたWindowsエクスペリエンスインデックスと同じ表示になる。
     

見慣れたWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアになる。


たとえば、5つの項目のスコアをチェックすることで、自分のパソコンのどこが性能的に高いか、低いかをチェックできる。たとえばゲーム用グラフィックスのスコアが低いなら、グラフィックカードを交換するなどの対応を考えることが可能になる。

「WinSAT Viewer」


小川夏樹(ITライフハック編集長)