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●とりあえずワンレンにしようと思ってますお笑い芸人の光浦靖子さんがこのほど、さまざまな悩み相談に答えるエッセイ『お前より私のほうが繊細だぞ!』を上梓した。

寄せられた悩みには、「先生が好き」「私を置き去りにした彼氏」「本当の女子力とは?」「友達の結婚式が退屈」「好きな人にゲボをかけた」などなど、恋愛・結婚をテーマにしたものも多い。

「読者の悩みに、輪をかけて『お前より私のほうが、もっともっと繊細だぞ』という態度で私は答えています」と同著で語っている光浦さんに、ご自身の恋愛にまつわる話を聞いた。

○「ビッチ化計画、バブルよもう一度」が今のテーマ

――光浦さんは著書「お前より私のほうが繊細だぞ!」の冒頭で、後で読み返してみて、「自分のメンタルが落ちまくってる時期、落ち着いた時期、浮かれまくってる時期、手に取るようにわかって」と書かれていましたよね。本の最後のほうは「いい人になりたい」という時期のようでしたが、今はどういう気分ですか?

「いい人になりたい」っていうのはずっとあることはあるんですけど、演じて「いい人」になるのも疲れちゃうんでね。それでイライラすると自分が損するし疲れちゃう。だから、今のテーマは「ビッチ化計画、バブルよもう一度」ですね。とりあえずワンレンにしようと思ってます。

2015年に入ってからそうしようと決めたんですけど、モテたいとか、人生を変えたいとかいろいろありまして。ビッチなほうが男が手を出しますからね。男の人もナイーブな生き物になってきたので、こちらが手を出される演出をしないといけないと思ったんです。

――そのために何か実際にやっている行動ってありますか?

食べ物を食べるときに、いちいち口紅を気にしながら運ぶとかね、おしゃべりに夢中になってお寿司のネタが渇いちゃうとか、そういうことをコツコツと……。

――そうなんですね(笑)。周囲はなんて言われてますか?

頑張れって言ってますね。友達は、もう私が抜け駆けしたって怒る人はいないですからね。男の芸人さんたちは、もう私のパーソナリティやキャラクターを知ってますから、それは合わないと言われました。もう私の恋愛話にはのってくれないんですよ。

でもまあ、人に評価されないことをコツコツ頑張るのって、引きで見たら面白いじゃないですか。だいたい私がやってきたことってのは評価されないし。今回も新たな企画を立ち上げて何をしてるんですかって世間は思うかもしれないんですけどね。

●繊細ではない人の魅力に気付き始めた――ビッチになろうと思ったきっかけって何だったんですか?

キャラクターを守ることを気にしているのは自分だけじゃないかと思いまして。テレビを見ている人も「もういいよ、お前のモテないトークは」と思ってるのかもしれないなって。そこに関して、自分は「面白いですよ」ということはどこかで見せればいいわけですけど、それだけを名刺にすることもないのかなって。モテないというのは芸に昇華させて、プライベートではビッチになってもいいんじゃないかなって思ったんです。

自分が繊細だっていう傾向は、今の主流で、悩みっていうのはすべてそこから始まってるじゃないですか。でも、最近になって何も感じない、動じない人の魅力に気付き始めて、あっけらかんとした人はいいなって思うからビッチになろうと思ったんです。

――誰か具体的にこの人のあっけらかんさがいいなっていうのはありますか?

具志堅用高さんですね。今、好きなタイプでいうと、身体がでっかくておおらかな人、ハートが強くてへこたれない人。いまどきそういう人はなかなかいないけれど、明るい人はいいですね。

○ビッチはかっこいい

――光浦さんのビッチのイメージってどういう感じなんですか?

ビッチはかっこいいイメージですね。明るくてあっけらかんとして強いし、ウソもつかないでしょ。誰かを理想にしたり目標にしたりするんじゃなくて、概念ですね。

――そういうかっこよさ、あっけらかんさでのビッチだったんですね。

43歳になって、このままババアになって、男ともっと遊びたかったという強い後悔が念になって地縛霊になるのかと思ったら、一回くらい男と遊んでみたいなと思って。だから、パートナーを探すとかそういうのは次のステップです。ビッチになって恋人を作るという、初歩の初歩を43歳になってやってみようと。男の人が声をかけようと思う引き出しに入るのが目標です。

――恋人とかパートナーを探すのは二の次とのことですが、光浦さんを見てると、回りに友達がたくさんいて、すごく楽しそうでいいなと思います。

そうですね、そこは他の人よりも恵まれてると思います。未婚の人がどんどん寄ってくるし、大学時代の友達もみんな独身ですね。強いし、優しいし、楽しいですよ。

――そんなお友達との面白そうな企画として、今後「芸能人と歌手とバンドの春フェス」というのを開催するそうですよね。

「たんぽぽ」の白鳥久美子さんと飲み屋にいたときに盛り上がって、ミュージシャンの人にも出てもらうんです。学園祭とか大好きなもんでね。手芸のワークショップも学園祭気分ですね。

でも、こういうことをやってくには、ハードル下げて世間にもそんなに注目されないことが大事ですね。ちょうどいい感じでコソコソと楽しいことをやって、一部の人たちにクスクスっと笑ってもらう、そういうのっていい関係性だなって思うんです。

(西森路代)