退職金1000万円を14カ月預ければ20万円の利息も! 虎の子の退職金は利率が普通預金の100倍の 退職金専用定期預金にまずは預けて回せ!

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退職金を受け取ったからと言って、焦ってすぐに投資に回したりしてはいけない。投資を始める前にじっくりと計画を練ることが必要で、どの程度の利回りを狙えばいいのかも、自分の年金額を把握してリスクを取りすぎないようにするのも大切だ。こうしたことを考える間に持って来いの預金がある。それが利率2%超がゴロゴロしている「退職金専用定期預金」だ。

4行以上の銀行に次々と預け回せば
1000万円で20万円超の利息の場合も!

 都銀や各地の地銀、信用金庫では、退職者に限定した「退職金専用定期預金」を開設しているところがある。退職金の受け取り後3カ月〜1年以内に預け入れることが条件で、預け入れ期間は1〜3カ月間と短期の金融機関がほとんどだが、年利で金利は2〜3%程度と、普通預金のなんと100倍以上の高金利なのが魅力だ。

 退職金をもらったら、まずはここにいったん預けて、老後に備えてじっくりと長期の運用を考えてはいかがだろうか。さらに、退職金専用定期を効率的に活用したいなら、あらかじめ高金利の銀行に口座を開いておき、そこへ退職金を振り込んでもらうよう会社に依頼する。振り込まれたら、銀行の窓口で退職金専用定期に預け替える。これで資金移動は楽だ。

 1〜3カ月ものが多い退職専用定期預金の特性を利用して、1年以上かけて5〜6行と複数の高金利行に預け回せば、図に示したように、地域によっては元手1000万円で税引き後で20万円以上もの利息を受け取ることも可能だ。ただし、満期後の資金移動のほか、振込などのコストが必要な点は注意したい。

 なお、退職金専用定期の手続きは必ず窓口で行なう必要がある。預け入れる際は、退職金としての証明ができる源泉徴収票などの提示が求められる場合が多い。詳細は各銀行で確認してほしい。

近畿地方の場合の預け回しは
常陽銀行、池田泉州銀行、山口銀行へ!

 近畿地方の場合、他地域の地銀の高利率をまずは利用したい。

 1位になったのは山口銀行。ただ、3カ月定期で2%を超えるのは近畿ではこの1行のみ。以下、1.6%台の常陽銀行、三井住友信託銀行、1.5%の関西アーバン銀行、あおぞら銀行と続く。3カ月定期で1.5%の預金は関西アーバン銀行以外にも京都信用金庫、尼崎信用金庫も。和歌山県の紀陽銀行は3カ月定期で1.4%と、メガバンクよりも高金利となっている。これらの銀行でも3万円に近い利息が手に入る。

 ただ、尼崎信用金庫の金利は昨年までは1.7%。同じく昨年には3カ月で2%と高金利だった奈良信用金庫は6カ月定期で1%と、運用効率は低下している。

 大阪で預け回しをする場合は預入開始期日が短い常陽銀行(本店は茨城県水戸市が大阪に支店がある)を最初にし、2カ月定期の池田泉州銀行を2番手に。以下、山口銀行、三井住友信託銀行、あおぞら銀行などへつなげば、1000万円の1年2カ月の預け回しで税引き後16万1559円の利息になる。