26日、お笑いタレントのスマイリーキクチが自身のブログで、「川崎中1殺害事件」をめぐるインターネット上の不用意な情報拡散について警鐘を鳴らした。

キクチは事件の犯人とされる人物の顔写真や氏名がネット上に書き込まれているとつづり、そうした情報について「警察が名前を公表した訳でもなく、明確な証拠もない、情報提供者の素性さえもわからない」とその不確かさを指摘した。

キクチは、書き込みがデマであろうと、事実であろうと、こうした情報の拡散に手を貸してしまうことは犯罪行為にあたると語っている。そして、「名誉毀損罪で、相手に訴えられる危険性がある」「『みんながやってるから』『正義感でやった』が常套句のようですが、一切通用しないんです」と警告。

その上で、「自分の行動と言葉に『責任』を持ち、その場の感情に流されないように、冷静に考えるべき」と訴えた。

今回のキクチの訴えは、99年から08年までの10年間、自身が殺人事件の犯人だというネット上の誹謗中傷に苦しめられた経験が背景にあると考えられる。当時、一部の中傷犯は名誉毀損の容疑で書類送検され、警察の取り調べを受けた。
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スマイリーキクチ オフィシャルブログ「どうもありがとう」 - 言葉の責任

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