考えられる理由は2つ、うち1つは金銭がらにみえるが

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Pinterestがアフィリエイトリンク(SNSユーザーが製品を推奨する見返りとして少額のコミッションを得る方法)に鉄槌を下した。表向きはサービスの状態を保つための動きだが、もちろん金銭も絡んだ話だ。

多くのPinterestユーザが2月12日に受け取ったメールによると、Pinterestはpins(このサービスにおける投稿)から全てのアフィリエイトリンクを削除するという。pins自体は無くならないが、PinterstはSNSで金銭を稼ぐユーザーに、他の方法を探すよう公式に促した。

Pinterestは過去に何度かアフィリエイトリンクを削除してきた。しかしこのメールが述べているように、これまでRewardStyleとHelloSocietyという2つのファッション・アフィリエイト・プログラムについては例外としてきた。このプログラムに登録されたPinterestユーザーは誰かがそのアフィリエイトリンクをクリックし、商品を購入すると若干の報酬が受けられた。これら2つのプログラムが他より長く許可されていたのは、Pinterestでの二大人気分野であるファッションやデザイン関係のリンクを主に扱っており、またプログラムに登録できる人を限定していたためにスパムの要因になりにくかったのが原因かも知れない。

メールには「今回の変更には二つの理由があります。1つはリダイレクトやアフィリエイトをなくしてPinterestを軽快かつスムーズなものに保つこと。もう一つはRich Pinが機能しなくなる事を防ぐためです」と述べられている。

Rich pinとは自動的に関連情報を提供するPinのことで、例えばマップの場合、アドレスや電話番号をもつPlace Pinなどがそうだ。このメタデータは正確なリンクに依存しており、Pinterestによるとリンクに埋め込まれるアフィリエイトIDは悪影響があるという。

Pinterestが自身のプラットフォームのパフォーマンスのために、この様な行動を制限するのはこれが初めてではない。去年行われた様々なブランドによる「Pin It To Win It」コンテストでは厳しい制限がかけられた。最初はブランドがPinterestユーザーが当たりを引くために何度も同じ写真をPinする様に煽るのを許していたが、後になってPinterestはこれを禁止した。

ブランド向けのPinterestのガイドラインには「人々がPinできるものを制限してはいけない。人々が自分が好きなものを追加できるようにすること」とある。Pinterest側からすると、多くの人がアルゴリズムのミスリードを起こさせるようなPinの追加を行う事により、データの関連性が損なわれてしまう。アフィリエイトリンクもこれと同じような影響があるという。

Pinterestユーザーの中にはアフィリエイトによるコミッションがもう得られないことに不満を覚えたが、ヘビーユーザーがこの事で煩わしい思いをする事は無いだろうと思われる。Pinterestでもトップクラスの人気ユーザーはブランド承認済みのパートナーシップを選んでいる。これは提携しているブランドのpinboardにゲストとして商品のpinを追加し、そのフォロワーたちの注目を促すというものだ。

さらにRecordeが報じる所によると、Pinterestは「購入」ボタンを近日中に実装する予定だという。この動きがこれまで述べてきたことと無関係だと考えるほうがおかしいだろう。Pinterestはこれまでのユーザーコミッションモデルをやめ、サイトで勧めた全ての商品に対するコミッションを自分が得るための道筋をつけているのだ。

PinterestはReadWriteに、第一の目的はユーザーが有用かつ関連性のある画像を探しやすくすることだと語ったが、投資家からの圧力もあるはずだ。去年5月に50億ドルの価値があると評価されたPinterestにとって、自分自身で収益を上げることが出来る様になったということを示す時が来たと言うことだ。

更新情報:ReadWriteに対して、Pinterestはアフィリエイトリンクの禁止は純粋にユーザーエクスペリエンスのためであると述べた。広報のコメントは以下

「これは金銭の問題ではなく、100%ユーザーエクスペリエンスのためであり、コンテンツの関連性を保つためである」

トップ画像提供:Pinterest

Lauren Orsini
[原文]