老後は生活費の安い地方へ移住し、 老後収支の劇的な改善を狙え!  大分市など専門家おすすめの3都市も紹介!

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老後の人生において、高レベルな生活を維持しつつ生活費だけ下げる。そんな都合のいい話が実際にあった。それは、年金はどこで暮らしても受給額が変わらないという盲点を突いたもので、収入はそのままで生活水準を下げず支出減らすことができるワザとは? 専門家がすすめる愛媛県松山市、大分県大分市、宮崎県宮崎市のおすすめポイントも紹介!

オススメは温暖で低コストで高レベルな
温泉まで15分も魅力の愛媛県松山市!

「老後の生活レベルを下げず、でも生活費だけを下げる裏ワザが地方移住です」と語るのはフィデリティ退職・投資教育研究所所長の野尻哲史さん。ここで言う地方移住とは「田舎暮らし」や「農業に挑戦」といったものとは趣が異なる。医療や買い物に不自由ない生活を維持しつつ、生活費だけを下げることが狙いだ。

 そんな都合のいい話があるのだろうか。まずは表をご覧いただきたい。地方では中核都市でも物価は東京より単純比較で約1割安い。食費などに限ればもっと安い。住居費に至っては東京の3〜5割で済む。

 仮に老後に総額1億円必要な世帯で、そのうち8000万円は年金でまかなえるなら自己資金は2000万円が必要だ。しかし生活費が1割安い地方に住めば必要資金は9000万円に。年金額はどこに住んでも同じなので、必要な自己資金は半額の1000万円で済むというわけだ。

 移住先として出身地や居住経験があるなど、地縁や土地勘を優先するのも悪くないが、図中にもある次の5つのポイントを参考にしてほしい。

(1)物価が安い
(2)住居費が安い
(3)温暖な気候
(4)公共交通が充実
(5)空港が近い

 野尻さんが最も気に入っている松山市を参考に見てみよう。

 まず一定の規模とコンパクトさだ。松山市は人口は52万人なのでデパートや医療・公共施設なども充実。観客動員が見込めるのでメジャーなコンサートやイベントなども巡回してくる。街はコンパクトで、移動は路面電車(路面電車は階段の上り下りもほとんどないので老後生活には重宝)等で事足りるのでマイカーは不要だ。中心部から15分も路面電車に乗れば有名な道後温泉へも行ける。

 次に物価。松山市は東京比で約7%安いが、「家賃はファミリー向け物件でも4万〜5万円」(松山市役所の高須賀定是さん)。瀬戸内の魚介など食材も豊富で安価なので、首都圏からの移住なら生活コストの下げ余地は相当大きいようだ。

 さらに老後は在宅時間が長くなるので、暖房費が少なくて済む温暖な気候や雨が少ない点も見逃せない。「空港が近いのも首都圏から移住する人には高ポイント」(野尻さん)。図は野尻さんオススメ3都市。訪ねる機会があれば、「移住」という視点で見てみよう。

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