投機性が高すぎて金融庁が規制。バイナリーオプションって何だ?
「一晩で300万円稼いだ」――そんな夢のような本当の話が続出し、FXよりも手軽にできてガッツリ稼げたバイナリーオプション(以下BO)だが、あまりに賭博性が高いとされたため、’13年8月には日本独自の新ルールが設けられてしまい、同年11月には完全規制となった。

 特に「1分決済」、「10分決済」など短いスパンでのトレードが廃止、「購入から2時間以上後の決済」となり一日の取引回数が限定され、得られる利益も減った。その結果、規制直後は「勝てなくなった」と投資家たちから見放されていた。ほか、口座開設には20問ほどのテストに合格しなければならず、投資経験年数が規定に満たなければ口座開設ができないなど新規参入への制限も設けられた。

 そもそも、BOは簡単にいえば「為替相場が提示された額より、上か下かを予想していずれかに投資する」というシンプルさがウリで、判定時刻までの間に円安か円高かを予想し、当たれば配当が得られ、外れれば投資金が没収されるという商品。配当金の中に手数料がきちんと含まれているのでFXのような心配もないが、規制はこうした「丁半博打」のようなギャンブル要素にブレーキをかける目的があった。

◆トレード開始後の中途参加、転売が可能となった点

 実は、規制以前は全体の利用者のうち52%以上が勝てていた。規制後は20〜30%と一見低下したものの、市場全体の10〜20%しか勝てていないといわれるFXと比べれば、依然として勝率が高いのだ。そのため、実はまだ勝ちやすいことでトレーダーが集まり、BO業界が再燃しているのだ。

 現に日本のBO業者が必ず開示する「外為オプション取引の月次取引実績」という資料によると、投資家の利益が上回り業者が赤字を出していることもわかっている。GMOクリック証券では為替の値動きの範囲を決める「レンジオプション」で赤字が出過ぎたために、’14年9月で取り扱いを中止したほどだ。

 それは、規制を逆手にとって、前よりもずっとシンプルな必勝法が編み出されたため。まずは取引開始後も中途購入、転売が新たに可能となり、満期までの損切りと利食いが自由なタイミングで行えるようになった点が大きい。また、これまで業者側が基準相場を決めていたのに対し、投資家側が基準値を決めることができるようになった。1ドル118円として、それを基準にしてもよし、変動を予想して119円にしてもいいだろう。配当倍率を気にせず満期直前で取引をすれば、複雑なチャート分析や保険掛けをしなくても、素人が勝つことだって可能。相場の動きによってはスキャルピングや開始、判定時刻の違う複数業者を使い分けることでリスクヘッジも容易になった。

 規制から1年、新たな必勝法を使えば、再度稼ぐことも夢じゃないのだ。

◆業者選びのポイント

●元本と利益の出金可否。難癖をつけて出金できないのは悪徳業者
●国内と海外業者のメリット、デメリットを把握すること。国内業者は金融庁管轄にあるため詐欺や出金トラブルに遭いにくい。海外業者は一般的に、元本に勝手にボーナスをつけたり、またはマネーロンダリング対策という名目で、一定のトレード回数(数十回)を要求されることが多い。その代わり、短期取引や通貨以外の投資対象があるなど特長も豊富
●自らの投資スタイルに合ったオプションタイプ、取り扱い通貨ペア、取引時間・回数であるかどうか
●ペイアウトの倍率(配当倍率)と最少購入金額・上限金額
●権利放棄(損切り)機能の有無
●スマホ、モバイル対応の有無

― シンプルに勝つ![バイナリーオプション]のツボ【1】 ―