「ミッドサイズ・ラグジュアリー・スポーツセダン」を謳うキャデラックCTSプレミアムに試乗する機会がありましたので、まずは同モデルの概要からご報告します。

キャデラックCTSのライバルには、メルセデス・ベンツEクラス、BMW5シリーズ、アウディA6のドイツ・プレミアム御三家をはじめ、ジャガーXFなど高級プレミアム・サルーンといえるモデルが多く、年々ボディサイズは大きく、立派に、豪華になっているのはご存じのとおり。

2015年のキャデラックのラインナップに加わった「キャデラックCTSプレミアム」は、アクティブオンデマンドAWDシステムを搭載しているのは大きな特徴で、基本的にはFRでの走行ですが、状況に応じて最大100%のトルク(956Nmまで)を前輪に配分します。

スピードや4つのタイヤの状況、G、ギヤ、ヨーなどをチェックしていて、トラクションとハンドリングを最適化するためトルクスプリットを調整。

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ボディサイズは、全長4970×全幅1840×全高1465mmmと堂々たるサイズで、BMW5シリーズの全長4915×全幅1860×全高1475mm、メルセデスEクラスの全長4890×全幅1855×全高1455mmと比べても全長の長さ際立っています。

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エクステリアでは、2015年のキャデラックから新しくなったエンブレムの「キャデラック・クレスト」を配置した新デザインのフロントグリル、イルミネーテッド・ドアハンドルが目を惹きます。

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エンジンは2.0Lの直列4気筒ツンカムターボで、6速ATとの組み合わせ。安全装備も充実していて、「フロント・オートマチック・ブレーキ」のほか、衝突事前対応ブレーキの「オートマチック・コリジョン・プレパレーション」、「レーンチェンジ・アラート」、「サイド・ブラインドゾーン・アラート」、後退時の安全確認警告機能である「リヤ・クロス・トラフィック・アラート」などが標準装備され、価格は699万円(FRの「ラグジュアリー」は599万円)です。

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(塚田勝弘)

堂々たるボディサイズと充実装備が魅力の4WD仕様キャデラックCTSプレミアム(http://clicccar.com/2015/02/28/295170/)