NTTドコモの大松澤清博常務

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NTTドコモは次世代通信規格「LTE-Advanced」を用いた通信サービス「PREMIUM 4G」を2015年3月27日に始める。東京・有楽町の「ドコモラウンジ」で2月25日、発表した。

同サービスによって大容量の動画でもスムーズに再生可能になり、混雑するエリアでの通信もさらに安定する。速さと快適さ、両面でのメリットを強調した。

実効速度が従来LTEより70%アップ

複数の周波数帯を束ねる「キャリアアグリゲ―ション」技術と、集中するトラフィックの負荷を軽減する「アドオンセル」、基地局を効率的に制御する新技術「高度化C-RAN」によって、「速さ」と「快適さ」が実現する。

通信速度は受信時最大225Mbpsとなり、ファイルダウンロード時間が従来のドコモLTEに比べて約60%に短縮される。「快適さ」の面では、トラフィックが集中するエリアでの無線容量が増大し、実効速度も従来LTEより70%アップする。

NTTドコモの大松澤清博常務は、15年度内に300Mbpsを目指し、16年度はそれ以上、そして20年度を一つの目標に「5G」実現を目指していくと説明。同社が目指すのは、

「(1)技術革新を先導する最新のネットワーク(2)サービスを進化させるシンプルなネットワーク(3)バランスのよい効率的なネットワーク)」で、「いつでもどこでも、快適なモバイル通信を提供するよう進化し続けていきます」と強調した。

エリアは全国22都道府県38都市の都市部から重点的に展開していく。対応端末は2月18日に発売されたルーター「Wi-Fi STATION HW-02G」と3月に発売予定の「Wi-Fi STATION L-01G」の2機種。15年早期に「PREMIUM 4G」対応のスマートフォンを発売する予定となっている。

「PREMIUM 4G」が導入されることにより、今後増えていくであろう「4K動画」などのリッチコンテンツの再生が、モバイル回線でスムーズに行えるようになる。速さの面だけでなく、取り扱える容量が大きくなることもユーザーにとってメリットになるだろう。

また今回の「PREMIUM 4G」の要素技術は2020年に向けた「5G」提供につながっている。大松澤常務は、「PREMIUM 4Gとして利用する技術に、5Gにつながる重要な技術があります。キャリアアグリゲ―ションもそのひとつ。いろいろな周波数をいかにまとめるか、束ねるかが5Gを実現するのにも重要」と語った。