スマホゲームより楽しい?知力とアイデアも試される海外ボードゲームが人気「人生(すごろく)ゲームと思ったら大間違い」

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最近では、ゲームと言えばスマホのゲームや携帯ゲーム機を思い浮かべる。しかし、時にはリアルなカードやコマに触れるボードゲームで遊んでみてはいかがだろうか。

実は、ボードゲームは今でも根強いファンが多い。
そこで、今回は、そんな、ちょっとステキな海外製ボードゲームをご紹介したい。

●すごろくゲームとは一線画す、戦略やアイデアが必要な海外製ボードゲーム
実は、海外製ボードゲームには日本国内にも専門店がある。それほど国内でも人気が高く、熱心なファンが多いのだ。都内なら、高円寺の「すごろくや」が有名だが、大阪や名古屋などの大都市にも専門店がある。
また、ボードゲームは、全国どこにいてもネットで購入が可能だ。

一般の人がボードゲームと聞いて思い浮かべるのは、人生ゲームのようなすごろくゲームだろう。遊びかたは、サイコロやルーレットの出た目でコマを進め、マス目に書かれたイベントに従うというものだ。

しかし、海外製ボードゲームは、こうした単純なすごろくゲームとは、ひと味違う。
サイコロの運に左右されるだけでなく、戦略やアイデアも必要になるのだ。
子供はもちろん大人もハマれる要素を満載したゲームなのである。もちろん子供同士が遊んでも楽しいし、親子で遊んでも楽しい。

●ボードゲームの新作はドイツで多く発表される
こうしたボードゲームは、主に海外、特にドイツでは次々に新作が発表されている。
ゲームによって対象年齢やレベル、内容も様々だ。
実際に選ぶ際には、対象年齢などを参考にしたいし、お店を訪れる機会があるなら、店員の方に内容について教えてもらうといいだろう。

海外製ゲームなのでマニュアルも外国語だが、専門店で販売される場合には、日本語の翻訳や解説書が添えられていることがほとんどなので、安心だ。

今回は、海外製ボードゲームの中でも、小学生から大人まで遊べる、おすすめのゲームを2つ紹介しよう。

●次々に変化する迷路で宝を見つける『ラビリンス』
『ラビリンス』(7才〜大人:ドイツ製)

『ラビリンス』(7才〜大人:ドイツ製)


宝石や王冠など、配られたカードに書かれた宝物を集めるゲーム。
目的の宝物は、ラビリンス(迷路)をたどってゲットする。迷路がつながっていなくても大丈夫。参加者は、通路が描かれたタイルを順に差し込んで、目的の宝物まで迷路を結ぶことができる。

ただし、タイルを差し込むと、一列分の通路が一気に動いてしまう。宝物まであと少しというところで、他の参加者に「迷路を変えられてしまう」なんてこともあるのだ!
迷路が変化して、たとえ思い通りにならなくても、すぐに次善の策を考える必要があるあたり、日々の仕事に似ているような気がする。

●ねこから逃げてチーズを集める『ねことねずみの大レース/Viva Topo!』
『ねことねずみの大レース/Viva Topo!』(4才〜大人:ドイツ製)

『ねことねずみの大レース/Viva Topo!』


こちらは、子供から楽しめるゲーム。
サイコロをふって、複数のねずみのコマを動かして、チーズをゲットする。近くの部屋にあるのは小さいチーズで、遠くの部屋には大きなチーズがある。なるべく大きなチーズを狙いたいところだが、周回するねこにつかまると食べられてしまうので、ねこにつかまる前に部屋に入りたい。

小さいチーズをコツコツと集めるか、大物狙いでカケに出るか、戦略や度胸が試されるゲームだ。ゲームの後半には、ねこの移動がスピードアップして、大盛り上がりのラストを迎えること間違いなし。

ドイツでこうしたボードゲームが普及したのは、親の残業が少なく、夕食後に家族みんなで楽しめるため、といった話もある。残業が多くなりがちな日本だが、たまに早く帰った日とか、休日くらいは家族でボードゲームして盛り上がってみては?