ピアスやブローチ作りも。祐天寺のボタン専門店でアクセサリー講習会を開催

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作るよりも買う方がカンタンで、選択肢もありすぎるくらい。そんな時代なのに(だからこそ?)、今、手作りが見直されつつある。ユニークな手芸店がオープンしたり、さまざまなワークショップが毎日どこかで行われていたり。中でも、ビギナーから楽しめる「“作れる”雑貨店」に注目! 今回は、祐天寺のボタン専門店「& STRIPE」をご紹介。奥深いボタンの世界にハマるかも!?◆ボタンが広げてくれる手づくりの可能性
ボタン専門店「& STRIPE」


21年前、中目黒で創業したボタン専門店「& STRIPE」が、昨年4月、祐天寺に移転。工房も備えたこちらの新店には、約4500種のボタンが並ぶ圧巻のディスプレイ。なかでもアイテムの8割を占めるオリジナルは、この店が発祥の「5つ穴」をはじめ、花やフィギュアを閉じ込めたアート作品のようなものなど、ボタンの常識を覆すユニークなものばかり。1個40〜1万円と価格も幅広く、ひとつずつ眺めているだけであっという間に
時間が過ぎてしまう。


めくるめくボタンの世界をさらに広げてくれるのが、アクセサリー講習会。アイデアしだいでボタンが宝物になる、夢のある手づくりを体験できる。

写真左上)ブローチの本体となるボタンの、「足」と呼ばれる金具をペンチで切り、ボタン足の切り口
が衣服や肌を傷つけないよう、ヤスリをかけてならす 右上)飾りのボタンにも同様の作業をし、裏面に接着剤を塗り、本体に貼る 左下)ブローチ用のピンに接着剤を塗り、ボタンの裏に貼り付ける 右下)作業を始めてから約30分。接着剤が乾けばボタンブローチの完成!


糸を通すためのボタンの「足」と呼ばれる金具をカットできるものは、どれもがアクセサリーのパーツになる。単なる洋服の機能としてではなく、アクセサリーの主役としてボタンを見直してみると、選ぶ楽しみがいっそう広がる。2個重ねてブローチやヘアピンにしたり、色違いをつなげてピアスを作ったり…、本来の使い方にとらわれない自由な発想ができ、オリジナリティを生む。小さなボタンが教えてくれた、答えはひとつとは限らないということ。常識を捨て、自分のものさしを思い切ってリセットしてみたくなる。