青山で1日陶芸体験! カフェやギャラリー併設の教室で美濃焼の魅力に触れる

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作るよりも買う方がカンタンで、選択肢もありすぎるくらい。そんな時代なのに(だからこそ?)、今、手作りが見直されつつある。ユニークな手芸店がオープンしたり、さまざまなワークショップが毎日どこかで行われていたり。中でも、ビギナーから楽しめる「“作れる”雑貨店」に注目! 今回は、青山・骨董通りで陶芸体験ができる「at Kiln AOYAMA」をご紹介。土の感触に時間を忘れて。◆カフェや陶芸を通じて美濃焼の魅力に触れる
陶芸教室「at Kiln AOYAMA」


「土のイメージがないエリアだからこそ、土に親しむ大切さを伝えられる」。そんな逆転の発想で、昨年10月に誕生した「at Kiln AOYAMA」は、青山で陶芸体験ができるスポットとして早くも話題に。岐阜県多治見にある陶器デザインの老舗が手がけているこちらは、美濃焼の魅力を発信することを目的に、カフェ、ショップ、ギャラリー、スタジオという4つの空間で構成。1階のカフェでは、スペシャルティコーヒーを美濃焼のカップで楽しめて、気に入ればショップで購入することも。


2階のスタジオでは、美濃焼と同じ土を使い、多治見から取り寄せた窯で焼きあげる本格的な陶芸を体験できる。ろくろは使わず、マグカップやプレートなどの型に合わせて粘土を伸ばしていくので、初めてでも完成度の高い器を作ることができる。


青山で土に触れるという非日常体験は、ピンと張っていた気持ちを一瞬にしてほどいて、自然体になれるから不思議。泥んこ遊びに夢中になった子供の頃のように無心で土と戯れていると、周りの音が聞こえなくなるほど集中し、感覚も研ぎ澄まされていくよう。


成形を終えたら、焼きあがるのは約3週間後。窯を開けるまで結果がわからないため、器に出会える日の待ち遠しいこと! 期待と不安の入り混じる中、焼きあがった器に対面すると、ちょっとした凹凸や焼きムラも唯一無二の個性となり、待った時間の分だけいとおしさが増す。


1300年の歴史を持つ美濃焼は、長く愛されてきた温かみのある形の中に、現代に溶け込むモダンさもある。なにより自分で作ったものだから、手にもしっくりなじむ。食卓に並べれば、毎日のごはんもよりおいしく感じられて、心まで豊かになっていく。