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愛情表現であるキス。彼からキスをされると、「愛されている」と感じて、つい嬉しくなる女子も多いのでは?

実際、株式会社リベルタが恋人持ちの20〜40代の男女500人を対象に行った「カップルのキスに関する意識調査」でも、「目覚めのキスはカップルのマンネリを脱却する鍵になる」という分析が発表されています。

ふたりの関係維持にもつながるキス。でも、人はそもそもどうして好きな人とキスをするのか。疑問を感じたことはありませんか?

 

■人はどうしてキスをするの?

人は恋愛感情を感じる相手と手をつないだり、ハグをしたり、キスをしたりしますよね。温もりを感じると、相手がより身近に感じられて、ふたりの関係も親密になれるものです。

とはいえ、どうして人は恋をすると、「好きな人とキスしたい」と思うのでしょうか。

唇は人間の感覚器官のなかで、とても敏感な部位です。好きな人と手をつなぐと安心するように、唇も触れ合うことで相手のことがより愛おしく感じられるもの。

詳しく調べてみると、人がこうした感情を抱くのも、どうやら人がキスをする理由と深い繋がりがあるようなのです。

 

■安心感を感じられるから?

まず、人がキスをするのに考えられる理由は、「赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲んでいた名残り」といわれています。

<ヒトがキスをするようになったきっかけについては、さまざまな説がある。母親が子供に口移しで食べ物を与えていたことがもとになったというものや、もともと赤ん坊が母親の乳首に吸いつく際の原始的な性衝動であるという説などだ。(野口哲典著『みんなが知りたい 男と女のカラダのヒミツ』)>

よく赤ちゃんがおしゃぶりをするのは、安心感を得るためといいますよね。私たちがキスをするのもそれと同じで、相手と唇を重ねることで安心感を感じたり、幸福感を得たりするもの。

そう考えれば、好きな人とキスをするのは当然の行動と言えるのかもしれません。

 

■男性を魅了する色をしているから?

ふたつめは、唇に異性としての魅力を感じることが考えられそうです。

<ヒトの唇が赤いのは、類人猿のメスが発情期に赤く腫れさせる性皮の代わりだという説がある。ヒトは直立したことで、女性の性皮が隠れてしまったからだ。その代わりに、もっとも目立つ部分にある赤い唇を発達させたというわけだ。(同書)>

よく女性が唇を赤く塗ったり、メイクをしたりするのは、少しでも自分をキレイに見せるためですよね。

そんな唇を含めた魅力的な姿に惹かれて、恋に落ちる男性はたくさんいるもの。男性が好きな人にキスをするのも、あなたに異性としての魅力を感じるからこそ、キスをしているのかもしれません。

 

こうして見ると人がキスをするのは、私たちが本能でこのことを知らず知らず知っているからかも……? こうしたキスの由来を踏まえて、より彼からのキスを通じてふたりの仲が深まっていくといいですよね。