AISSYの鈴木隆一社長

写真拡大

チューハイを飲む人が増加した理由は、食事との相性がビールよりも良いからではないか――。こうした見解のもとキリンビールは、味分析機関の「AISSY(アイシー)」と協力して味覚調査分析を実施した。

キリンビールが2014年に実施した20〜50代の約270人を対象にしたアンケート調査によると、「1年間で1杯目に缶チューハイを飲んだことがあるか」という質問に、飲んだことがある、時々あったという回答が合わせて8割を超え、チューハイの需要が高まっているという。

「抜群の相性と言える」

相性の良さを確認するための食事として選定したものは、代表的なおつまみである鶏のから揚げ。お酒については、チューハイの代表例としてキリンビールのチューハイ「キリンチューハイビターズ」ほろにがグレープフルーツ味(以下「グレープフルーツ味」)、ほろにがレモンライム味(以下「レモンライム味」)、スパイシージンジャー味の3種類を選んだ。比較対象として大手メーカー4社の缶ビールの平均値を選定。AISSYの味覚センサーで、食べ物や飲み物の味を5つの基本味に分解・数値化し、それぞれの相性を分析した。

その結果、もっともから揚げと相性の良かった飲み物は、「ビターズ」のグレープフルーツ味で相性度は98.7ポイントと高かった。

AISSYの鈴木隆一社長は、

「味覚バランスをみると、グレーフルーツの酸味とから揚げの旨味の強さがほぼ同じレベルである。故に、グレープフルーツの酸味がから揚げの後味をすっきりさせてくれる。また味全体の強さも近いレベルのため、双方が主張しすぎない。故に抜群の相性と言える」

と分析している。

「ビターズ」のスパイシージンジャー味(96ポイント)が2位、レモンライム味(95.3ポイント)は3位と続いた。気になるビールとから揚げの相性度は84.6ポイントと決して低くはないものの、チューハイとの相性には及ばなかった。