心理カウンセラーが教える「憂鬱なきもち」の解消法って?
何だか憂鬱……。何をするにも気が乗らない……。
なんて、メンタルブルーが続くときってありますよね。
そんな時あなたはどうその気分を解消しますか?
仕方ないとあきらめて、じっとその時が過ぎ去るのを待つ? それともお酒でも飲んでストレス発散?
今回は心理カウンセラーの筆者が、ストレスフル回避のコツを、心理的見解からアドバイスしちゃいます。
■あえて笑顔を作り、快活でいるべし!
アメリカの心理学者ウイリアム・ジェイムズは、こういう場合、「いかにも元気そうに振舞い、笑顔で快活でいること」が、最善の方法だと唱えています。
これは「心と体は連動している」という理論に基づいているんです。
少し無理をしてでも、笑顔で明るく振舞えば、心も自然と上向きに明るくなってきて、反対に悲しそうな表情をしていると、本当に悲しくなってしまうんだとか。
ジェイムズはこれを「人は悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ。」と表現しています。
■心と身体は「連動」している
この“心と体の連動”については色々な研究がされていますが、認知心理学者として有名なジョンソン・レアードはこんな実験を行いました。
被験者にあらかじめ笑顔、怒り顔、泣き顔など、色々な感情をワザと作らせてから、いくつかの絵をみせたところ、笑顔の時はその絵を見ると笑い、怒った顔の時は怒りの気持ちが湧き出てくるという結果になったのです。
つまりは……? 心と体は一体だということ。
少しでもネガティブな気持ちや不安感、何だかわからないけれど焦燥感に襲われてしまったときには、なるべく早い段階で笑顔を浮かべてみましょう。
そして背筋を伸ばして、元気よく振舞う。
それを続けることで、「もやもやした気持ち」を上手に回避し、ハッピーな気持ちに変換することが出来るはずです。
毎日ハッピーな人には、同じようにハッピーの人が引き寄せられ、いい出会いやご縁も繋がりやすくなると言われています。落ち込み気味な時こそ、笑顔で心も体もモチベーションアップ!してくださいね。