自分のNISAの運用について「まだまだ改善の余地あり」と語る桐谷さん。

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税金ゼロ口座のNISAもいよいよ2年目に突入。昨年、実際にNISA口座で優待株を買った桐谷さんが自らの経験や制度の変更を踏まえて、NISA口座は何に気を付けて、どう使い倒せばいいのかを伝授してくれた。2年目だからこそ語れる実体験に基づいた教訓は必読だ。

実際にNISAで株を買い気づいたことも反映、
特に実感がこもっている教訓4&5は注目!

 桐谷さんの1年目のNISAでの投資は、平均配当利回り2.82%、値上がり益約13万円と好成績を収めている。さぞ満足かと思いきや「まだまだ改善の余地があります」と言う。その反省を踏まえたうえで提示してくれたのが7つの教訓。

 教訓1、3、7は昨年提唱した考えから変更がないもの、教訓2、4、5、6は昨年買ってみて考えが変わったり加わったりしたものだ。

 教訓1は手数料に関して。各社様々な特典を付けているが、桐谷さんのオススメは売買手数料がずっと無料の会社。初年度だけ無料だと来年以降の売買に手数料がかかる。税金&手数料のダブルゼロを狙え。

 教訓2は「優待を重視しすぎはよくない」という考えにさらに「値上がり益も」という考えが加わった。「NISAは5年で完結が基本。割安株を買い、5年の間に売ることも検討したほうがいい」(桐谷さん)

 教訓3は考えに変化なし。保有株数と優待金額は比例していない会社がほとんど。口座が別でも株主が同じなら、株主名簿上でしっかり名寄せされる。同じ株の買い増しは、利回り的にオススメできない。

【教訓1】
「口座選び 手数料タダが 重要だ 初年度だけより 無期限無料を」

手数料無料の特典が初年度のみだとうま味は半分。初年度中に売るとは限らない。税金ゼロに加え手数料も無期限ゼロがベターだ。

【教訓2】
「優待の 重視しすぎは 愚の骨頂 高配当に 値上がり益も」

配当や値上がり益への税金がゼロになるのがNISAの利点。優待に加え配当があり、株価上昇が見込める割安株がNISAには最適。

【教訓3】
「持っている 優待株では 意味がない 狙うべきは 初モノ銘柄」

特定(または一般)口座とNISA口座で分けて持っていても同一人物の保有とみなされる。2倍優待がもらえるワケではないので注意。

失敗を改善することが今後にとって最重要!
躊躇しすぎた点を反省し改善策を2つ提唱

 最も反省している点が教訓4だ。

「後からもっといい株が出て来るかもと思って、本来なら買ってるだろう株を買えなかった」(桐谷さん)

 その結果、昨年は10月までNISAで株を買えなかったと言う。

「株価が育つ9カ月間をムダにしたようなもんです」(桐谷さん)

 教訓5は4を踏まえての結論だ。

「安い株を複数買うと思えば、最初の一歩も出やすい」(桐谷さん)

 教訓6に関しては、配当の税金をゼロにするためには株を保有している証券口座に、その株の配当が入金される証券口座振込を選ぶ必要がある。口座が1つの人は問題ないが、桐谷さんのように複数口座で多く株を持っている人は、それだと配当金の管理がしづらい。

「数百万円ある配当金をバラバラに管理するのは大変なので、実は私は課税される銀行振込にしてます」(桐谷さん)

 教訓7は、5年で非課税枠は1人なら500万円、2人なら1000万円と差は大きい(来年からは拡充も)。桐谷さんには年初の目標表明どおり婚活に励んでいただこう。

【教訓4】
「欲かくと 買いドキ逃して 大失敗 躊躇をせずに 買うのが正解」

100万円しか枠がないのに早く埋めたら損というのは誤り。いい株はできるだけ早く買って長く持つ方がトク。躊躇せずに買うこと。

【教訓5】
「高額な 株で100万 使うより 安めの株で 分散投資を」

限られた枠を1つの銘柄で使い切ると万一の時に大ケガをする。教訓4とも関係するが少しずつなら躊躇なく買える。複数銘柄に分散を。

【教訓6】
「配当は 受け取り方で 天地の差 証券口座への 振込選べ」

配当の税金をゼロにしたいなら、配当は証券口座で受け取ろう。ただ、1つの口座でまとめて管理したい人は敢えて銀行振込のままでも。

【教訓7】
「NISA枠 家族の数だけ 拡がります 妻の口座の 管理をしたい」

夫婦なら200万円分まで非課税に。来年から1人120万円に枠が広がり、さらに子1人につき80万円の枠が追加される見込み。