「流星ワゴン」(TBS)第5話では、健太(高木星来)の母親への想いに
心を動かされた忠さん(香川照之)が母親探しをかってでる。
戸惑いながら手伝う一雄(西島秀俊)と、置き去りにされるワゴン運転手・橋本(吉岡秀隆)。

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「もっと遠くまで行きたかった
健太にもっと遠くの景色を見せてやりたかった。
もっと、もっと……
いろんなものを見せてやりたかったなあ」
(橋本さん/吉岡秀隆)

"忠さん節"がますます意気盛んな「流星ワゴン」(TBS)。2月15日放送の第5話では、ワゴンの運転手・橋本さん親子(吉岡秀隆・高木星来)の関係が明らかになった。ふたりの間に血のつながりはなく、母親の再婚相手と連れ子という間柄。橋本さんは"親友みたいな親子”に憧れながらも、「きついこと言ったら健太を傷つけるんじゃないか、嫌われるんじゃないか」という不安を抱えている。

二人が幽霊になるきっかけとなった交通事故が起きたのも、もとをたどると、親子としてうまく関係が取り結べなかったことが原因と言えなくもない。「当時は口も聞いてくれなかった」という健太を、なんとか喜ばそうと免許を取得。初めてでかけたドライブでも健太は終始、不機嫌なまま。途中で見かけたパラグラダーを健太に教えようと、よそ見をした結果、トラックと衝突し、車が大破した。

義理の息子と打ち解けようと必死だった男と、母親を奪われる不安でつっけどんな態度しかとれなかった少年。橋本は「せめて健太を成仏させてやりたいんです」と懇願する。一方、健太は「(自分が)成仏していなくなれば、パパも楽になれるのに……」と語る。すれ違いは未だに続いている。

複雑にもつれた関係を、シンプルな信条でぶった切るのは忠さん(香川照之)の独壇場。一雄(西島秀俊)の制止を振り切り、「お前はもう死んで、生き返ることはできんってはっきり言い聞かせるんじゃ!」と突き進む。

しかし、健太は「ママを忘れるなんてイヤだ」と突っぱねる。今さら母親に会っても、もう一緒にいられないのは健太も百も承知。「会って謝りたいんだ。ママ、お葬式のとき、すごく泣いてくれたから。悲しませちゃってごめんなさいって。成仏したら、ママのこと忘れちゃうかもしれないけど、ママは僕のこと忘れないでねって」と訴える。忠さんは「おんぶしちゃるけ、はよせえ。わしが連れてってやる」と背中を差し出し、健太とともに路線バスに飛び乗る。一雄はかろうじてバスに乗り込んだが、橋本は置き去りにされてしまう。

健太の母親を探す旅は、交通事故の相手であるトラック運転手・伊藤(須田邦裕)の今を知る旅でもあった。仕事を失い、借金を重ね、子どもは事故のせいでいじめに会い、妻とは別居。「あの時、あの道を通っていなければ……」という後悔に苦しんでいた。

「死んだ橋本さんがうらやましいです」と漏らす伊藤に、忠さんが激怒。
「お前に橋本と健太の何がわかるんじゃ。どんなにしんどくともな、生きとるほうがええにきまっとるんじゃ、あほんだら!」と怒鳴りつける。

忠さんの尽力により、健太は念願の母親と再会。しかし、母親にはすでに新しい家族がいた。血相を変えてその場から走り去る健太に「ぶっさいくじゃのう。せっかく会わせてやったっちゅうのに」といらだつ忠さん。一雄は「まさか知ってたのか!」と怒り心頭。腹立ちまぎれに「あんたはな、もうすぐ死ぬんだよ! あんたは死ぬんだ!!」とぶちまけた。

気づけば、健太のことはほったらかしで親子喧嘩を始めるふたり。第6話では、忠さんが72歳の自分に会いに行くらしい。予告編では「なんちゅうガンコじじいだ」と腹をたて、「勝負をふっかけられたら下りられんのがワシの性格じゃ!」と攻略法を一雄に伝授。大人げないふたりの旅はどこまで続くのか。美代子のその後が気になりつつ、今夜9時から!
(島影真奈美)

*最新話放送の1分前まで、TBSオンデマンドで前話を無料配信中(第4話は2月22日(日)20時59分まで)