日経平均株価チャート(日足・6カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

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 2月16日の日経平均株価の終値は1万8004.77円でした。1万8000円台回復は2007年7月24日以来、7年7カ月ぶりのことです。また、TOPIXも1459.43ポイントと、07年12月28日以来、7年2カ月ぶりの高値となりました。

マザーズなど新興市場が冴えない

 しかし、「株価指数はいいんだけど、全然儲からない」という声が様々なところから聞こえてきます。

 専業デイトレーダーを中心とした短期スタンスの個人投資家、証券自己売買部門のディーラー、地場証券の外務員などなどからの声です。また、国内大手証券のストラテジーレポートによれば、「急激なリターンリバーサルやバリュー効果発生」を背景に、「対TOPIXでアンダーパフォームする機関投資家が増加」しているそうです。

 専業デイトレーダーを中心とした短期スタンスの個人投資家の不振は、やはり、マザーズに代表される新興市場の冴えない値動きが主因と指摘されています。新興市場の不信の象徴的な銘柄は、ミクシィ(2121)とFFRI(3692)ですね。共に、高成長期待の、マザーズを代表する人気銘柄です。

 まず、ミクシィ(2121)は、6日の取引終了後、15年3月期の連結最終損益が320億円の黒字となり最高益を更新する見込みだと、業績上方修正を発表しました。しかし株価は、週明け9日に4705円寄った後、4740円まで上昇したものの、結局、前週末比275円安の4340円で取引を終えました。その直後、国内大手証券が10日付で投資判断を従来の「オーバーウエート」から「アンダーウエート」に2段階引き下げ、目標株価も従来の8500円から3100円に大幅に下方修正したことをきっかけに売り直されました。結局、16日終値は4070円です。

 サイバーセキュリティーのFFRI(3692)については、1月5日の6990円をピークに株価は下落基調を辿っています。同社株は、昨年9月30日にマザーズに上場したニューフェースですが、基礎研究から製品化まで手掛ける日本では数少ない企業として知られ、投資家評価及び人気の高い銘柄のひとつです。その同社株が、年初からか冴えない動きを続けています。

 このように、リーディングストックが売られると、それに連られ、他の新興銘柄にも売り圧力が強まるものです。実際、東証マザーズ指数は昨年12月3日の980.36ポイントをピークに下落基調で、現在は200日移動平均線(16日現在883.04ポイント)も下回っています。日経平均が200日移動平均線(同15961.54円)を大幅に上回っているのと、対照的です。

 ただし、日経平均株価が強い動きといっても、大発会の始値1万7325.68円と、16日の1万8004.77円と比較すると、約1カ月半で679.09円(3.92%)しか上がっていません。特に今回は、12月29日の1万7914.55円から1月16日の1万6592.57円までの大幅な調整を挟んでいます。つまり、現在の水準は2007年7月以来の高水準といっても、昨年12月29日とほぼ同水準ですので、主力株中心の投資家の手の内もそれほど良くないと推察されます。

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