【図表1】日経平均日足チャート。松井証券の証券のトレードツール「ネットストック・ハイスピード」で表示

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2月9日の頃から相場の変動を予測するレポートがSBI証券やカブドットコム証券、SMBC日興証券などネット証券各社から出始めていた。2月12日頃から、上昇の節目を次々に突破、ひとつの目標とされてきた2007年高値1万8300円を達成した。この後、どのような展開が待っているのか。最近のネット証券レポートに掲載された日柄の周期など、テクニカル予想をまとめた(各レポートの出所、レポート番号は、記事最後の【図表3】にまとめた)。

日経平均株価に買いシグナルが点灯

 2月9日の週から注目されてきたのが、上値抵抗線(下図、緑色の線)と12月8日の高値1万8030円だったが、今週に入り明確に突破。さらに2007年高値の1万8300円まで一気に突破してきた【図表1】。

 さまざまなレポートで上昇のシグナルととらえたポイントをまとめた。

・放れた方につけ!〜三角保合上放れ

 テクニカル的には、株価が三角保ち合い等の抵抗ラインを放れてきた時は「放れてきた方に付け」(SBI証券、レポート2)。保合を上放れてきたことは、買いのシグナル。

・戻り売りがない価格帯に突入〜価格帯別出来高

 1万8000円台になったことで、日経平均株価の価格帯別出来高で判断すると、「上値が軽い状態となり、上昇が加速する可能性があります」(SBI証券、レポート4)。

・日経買い・ダウ売りシグナル〜NN倍率

 NN倍率(日経平均をNYダウ平均で除した比率)が、2013〜14年の上限だった1倍を上回る日が増えた。。さらに、NN倍率は1999年からの上値抵抗線も突破。これは「日経平均買い・ダウ平均売り」のシグナル(カブドットコム証券、レポート5)。

・2月に相場の変化を予測〜日柄・サイクル

 「基調に変化が生じやすいのは、昨年10月安値から12月安値までの日柄42日を先に当てはめた2/20前後」(SBI証券、レポート3)【図表1】。

 2003年日本の金融危機と2009年欧米金融危機の底のサイクルから考えると「2月を境に次のうねりが生じ始めるとみられる」(SMBC日興證券、レポート1)。

日銀の買い余力2兆5000億円、リスクはギリシャ

 企業業績などファンダメンタルズの面からも追い風が吹いている。

 「米国では10〜12月期の決算発表が終わり、企業業績の面から悪材料が出てくるリスクは低下」しており、「今後は、エネルギー価格下落の経済全体に対するプラスの部分が表面化してくる可能性」がある(SBI証券、レポート2)。

 また、日銀には「これから年末まで、あと2兆5千億円のETF買い余力がある」点も心強い(カブドットコム証券、レポート5)。

 一方で、リスクとしては、ギリシャがユーロ圏から離脱する点が指摘されている(SBI証券、レポート2)。

 ただ、それほど心配する必要はないかもしれない。「そもそも、欧州の金融システムが不安視されているなら(中略)、ドイツのDAX指数が今年に入り、史上最高値を更新していることの説明がつきにくくなります」。このレポートでは、ギリシャ問題の日経平均への影響を限定的と見ているようだ。

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