岡田准一がエヴェレスト挑戦へ、阿部寛&尾野真千子と映画初共演。

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世界最高峰に命を懸ける男たちを圧倒的スケールで描く映画「エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)」。その主要キャストが、2月19日に発表された。

カトマンズであるカメラを見つけたことで、伝説のクライマー羽生(はぶ)と出会い、次第に自らも人生を賭けてエヴェレストに挑むこととなる、山岳カメラマン深町誠役には岡田准一。そのストイックなまでの役作りで、厳しい山岳ロケに挑む。

そして天才的な才能を持ちながらも、その独善的な生き方で孤立し、消息を絶ったままとなっていた伝説のクライマー・羽生丈二役には阿部寛。また、羽生を慕っていた兄を雪山で失い、その人生を狂わされながらも、彼を愛しその帰りを待ち続けている女性・岸涼子役に尾野真千子。今回発表された3人はそれぞれ本作が初共演となる。それぞれが山岳練習を積みながら、実際にネパールでの撮影にも挑む予定だ。

監督には、モントリオール世界映画祭国際批評家連盟賞、日本アカデミー賞最優秀監督賞など数多くの賞を受賞した「愛を乞うひと」を始めとする数多くの名作・話題作を世に送り出してきた、平山秀幸。脚本は「クライマーズ・ハイ」や「孤高のメス」「ふしぎな岬の物語」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞している加藤正人という布陣で臨む。

すでに撮影準備は始まっており、3月よりネパールのほか、実際にエヴェレスト現地にて撮影を開始予定。全体で約4か月の撮影期間の中で、各キャストも通称エヴェレスト街道を高度順応しながら10日間かけて登り、高度6,000メートル付近での撮影を行う予定だ。今回行われるエヴェレストでの撮影は、日本映画史上初めてとなる挑戦。ドキュメンタリーを除くと、世界でも類を見ない映像になること必至と言える。

山岳アドバイザーとして本作に帯同するのは、自身も世界屈指の登山家としても知られ、「植村直己物語」では撮影隊隊長としてエヴェレストでの撮影にも参加した日本山岳協会副会長の八木原圀明。また、現地ネパールでは、第72回米アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた映画「キャラバン」で主演を務めた、シェルパの長老ティンレー・ロンドゥップの出演が決定するなど、まさにキャスト・スタッフ共に日本映画史上最困難の撮影を可能にする一線級が集結した。

映画「エヴェレスト 神々の山嶺」は2016年全国ロードショー。

☆岡田准一コメント

原作の「神々の山嶺」は大好きな作品で、実際のエヴェレストでも撮影できるということを今から楽しみにしています。
平山監督をはじめとするスタッフの皆様、初めて共演させていただく阿部さん、尾野さん、キャストの皆様ともに過酷な撮影を楽しみ、しっかり体験していきたいと思います。

☆阿部寛コメント

映像化が難しいと言われている原作の映画化。
実際に高所での撮影を敢行し、できる限りリアルを追及するこの作品に参加できてうれしい。
岡田さん、尾野さんとの初共演も楽しみに、撮影に臨みたいと思います。

☆尾野真千子コメント

エヴェレストでの撮影きっと大変だと思います。でも、あの山に登る意味がある作品にしたいです。
なぜ登るのか‥‥自分自身にも問いかけながらこの作品に臨もうと思います。
阿部さんや岡田さんとの初共演になりますが、エヴェレストで迷惑かけないように日本でのトレーニング頑張ります!

☆平山秀幸監督コメント

今回、壮大な原作を映像化するにあたって、想像を絶する限界ギリギリの撮影現場が待っています。そこでは、「芝居」や「思い込み」等と言うような事は通用しません。参加していただくこの3人の俳優さんのまるごとがフィルムに焼きつけられる事になります。その「事」が楽しみでもあり、反面恐ろしくもあります。

☆夢枕獏(原作)コメント(※企画発表時)

なんということであろうか。この物語が、現実に映画化される日が来ようとは。現実にヒマラヤの高所まで、カメラを持ち込み、俳優も監督、スタッフも、全員が行くことなしには考えられない映画である。それが実現するのである。
ここまで待ってよかった。凄い映画になると思う。

☆角川歴彦(KADOKAWA取締役会長)コメント

心が打ち震えた。愚直に、狂おしく、切なく、ただひたすらに世界最高峰の頂を求める姿をどうにか映画にしたいと思った。
全ての人が心の中に持つそれぞれの頂を心に刻み、願い、求め、進んで行ける。そんな機会になればと思っている。

宇宙に一番近い地上、「エヴェレスト」で繰り広げられる二人の孤独な戦いは必ずや観客の方々の心を揺さぶり映画の感動を確かなものにするだろう。

そして日本映画界を担う最高のスタッフと俳優が肉体、精神をかけてこの作品に挑む姿をしっかり見届けてもらいたい。

☆「エヴェレスト 神々の山嶺」ストーリー

日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠は、滑落事故で仲間を失い、登頂は中止になってしまう。行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロニーのカメラと思われるものだった。

マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうかという、登攀(とうはん)史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、一人の男に辿り着く。消息不明だった伝説のクライマー、羽生丈二。彼はなぜ日本から姿を消したのか? その男がなぜカトマンズにいるのか? 「天才クライマー」と呼ばれながら、無謀で他人を顧みない彼の孤立した過去を調べるうちに、深町はその生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子と出会う……。

二人の男と、一人の女。それぞれの想いが交錯する中、己の人生を賭け、世界最高峰の“神々の領域”へと足を踏み入れる男たちの挑戦が始まる――。