逆さ吊りタマゴ型スピーカーMXSP-TGS10BK 発表。ハイレゾ対応 D′Egg とマクセル製台座のセット

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日立マクセルが、ハイレゾ再生対応のフローティングスピーカーシステム MXSP-TGS10BK を発表しました。より原音に近い再生を追求し、振動などの影響を徹底的に排除した結果、タマゴ型のスピーカー本体を吊り下げるという奇抜な方式を採用しています。 
リリース文によれば、スピーカーユニットには「NHLab.代表の中島平太郎氏とビフレステック株式会社が音質を追及し開発した、タマゴ型デザインの小型フルレンジスピーカーを採用」しています。またその仕様を見ればスピーカーはビフレステック製パッシブスピーカー D'Egg TGA-1B1 と同一であり、MXSP-TGS10BK はこれにマクセルが開発した吊りスタンドを組み合わせたセット商品であることがわかります。

D'Egg TGA-1B1

振動を徹底的に排除することを考えれば、吊り下げ方式はたしかに有効かもしれません。マクセルによれば、音楽ホールなどで使われる吊り下げ式の集音マイクにヒントを得たとのこと。なお、スピーカー本体を吊り下げるバンドには効果的に振動を抑制するという牛革素材を使用しています。

スピーカー本体の特徴を列記すると、音の輻射や波の乱れを防ぐためタマゴ型の筐体表面をフラッシュサーフェス化、振動板も凸型の楕円形になっています。また振動板には東京大学/アドバンストソフトマテリアルズ(ASM)/日産自動車が共同開発した高分子材料がベースのコーティング材 Sound Tuning Varnish(STV)を塗布し、高音域で発生する振動板の分割振動によるピークディップを低減しています。

定格入力は15W、最大入力は30W。再生周波数帯域は70〜40kHz。インピーダンスは4Ω。出力音圧レベルは80dB/w/m。

スピーカー本体の大きさは幅140 x 高さ200 x 奥行140mm、重さは約900g。専用スタンドは幅170 x 高さ380 x 170mm。スピーカー2本とスタンド2台で1セットです。

発売日は2月16日。オープン価格ですが、店頭予想価格は20万円前後。

ちなみにスピーカーユニットは、最初に箱から出した状態ではクリア樹脂製のスタンドが取り付けられています。スピーカーを吊り下げる際はこの樹脂製スタンドを取り外し、その固定金具の部分に吊り下げバンドを取り付けます。よってスピーカーは逆さ吊りの状態で使用することになります。

なお、タマゴ型スピーカーとしてはほかに Olasonic やタイムドメインの製品などがあります。よく見れば、各社ともタマゴの形が微妙に違うのも興味深いところです。