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昨年7月にソニーから独立したパソコン(PC)メーカーVAIOは2月16日、プレス向けに初の新製品発表会を開催。新会社として初めてゼロから開発した新製品のモバイルPC『VAIO Z』およびクリエーター向けのタブレットPC『VAIO Z Canvas』を発表しました。『VAIO Z』は同日より受注を開始、『VAIO Z Canvas』は5月発売を予定しています。


13.3型のモバイルPC『VAIO Z』は、薄さ約16.8mm、重量約1.34kgという優れたモビリティを誇りつつ、バッテリー駆動時間は最長で15.5時間。さらにモバイルPCとしては異例の高性能CPU、TDP28Wの第5世代インテル Core プロセッサを搭載し、通常より3倍高速なSSDなど圧倒的なパフォーマンスを実現しています。


VAIOの商品企画担当ダイレクター・伊藤好文氏は、「ビジネスマンであれば、平日5日間、1日あたり8時間と考えた場合に年間で1万時間以上をPCと過ごす。だからこそ、最高のアウトプットを求める人のための“究極の道具”でありたい」と力説。

「スマホやタブレットの性能が上がっている現代において、PCの役割はどうあるべきかを考えた。高パフォーマンスを保ちながら、“Z ENGINE”と呼称する独自のコア技術を採用した高密度実装技術、放熱設計技術によってモビリティにも妥協をしなかった」と、パフォーマンスとモビリティの両立に強いこだわりを見せました。


カラーはブラックとシルバーで、基本構成の市場想定価格は税別で19万円前後の見込みです。

<主な仕様>
CPU:インテル Core i7-5557U(3.1GHz)/インテル Core i5-5257U(2.70GHz)
メモリ:8/16GB
ストレージ:128/256/512GB PCIe SSD
光学ドライブ:なし
グラフィックス:Intel Iris Graphics 6100(CPU内蔵)
ディスプレイ:13.3型ワイド(2560×1440ドット)
OS: Windows 8.1/8.1 Pro Update 64bit
本体サイズ/重量:W324.2×D215.3×H15〜16.8mm/約1.34kg



もう一方の『VAIO Z Canvas』は、昨年10月に公開されたクリエーター向けタブレットPCの試作機『VAIO Prototype Tablet PC』の完成版。


『VAIO Z』同様に小型・軽量のモデルながら、タブレット&ワイヤレスキーボード形態、独自のスタンド機構というクリエイティブ用途に特化したデザインとなっています。Adobe RGBカバー率95%の高精細液晶画面、なめらかなペン入力など、創作活動に適した実践的な機能を搭載し、クリエーターを机の前から解放してくれる1台です。

グラフィック系のクリエーターやフォトグラファーの方にとっては持ち運び用としてだけでなく、この1台でこれまでの仕事を十分にカバーできる性能があることが強調されました。

まだ詳細な仕様は明らかになっていないものの、12.3型の液晶(2560×1704)を搭載し、OSにはWindows 8.1 Pro Update(64bit)を採用。メモリは最大16GB、ストレージは最大1TBを選択可能になるとのこと。こちらはシルバーの1色のみで、市場想定価格は基本構成で20万円台後半からとなっています。

現在VAIOブランドから発売中の『VAIO Pro』(11.6型/13.3型)と『VAIO Fit』(15.5型)の2シリーズは、ソニー時代のモデルを引き継いだマシンで発売から半年が経過。ファンやメディアの間でも、このタイミングでフルモデルチェンジしたVAIOのオリジナルマシンが登場するのでは? と期待が高まっていました。

Zシリーズはソニー時代のフラッグシップモデルにも採用されていた名前ですが、その遺伝子を継承しつつ、新生VAIOとしての価値を示すための工夫が見られる新製品の発表となりました。

しかし、発売がウワサされていた日本通信との協業によるVAIO ブランドのスマートフォンに関する情報は発表されず、引き続きおあずけの状態。代表取締役社長の関取高行氏によれば、「後日、日本通信さんから正式発表があると思うので、しばらくお待ちください」とのことです。

VAIO公式サイト:
https://vaio.com/