ハッピーバレンタイン!フィギュア四大陸選手権を生観戦するという有意義な過ごし方で2月14日を無事に乗り切った件。
ありがとう四大陸選手権!

2月14日、俗にバレンタインデーと呼ばれている日。僕は家でテレビを見ていました。しかし、断じてそれは孤独を持て余して腐っていたわけではありません。テレビでフィギュアスケートの四大陸選手権を見ていたのです。テレビで見たい番組があったので、それを見ていたのです。やりたいことをやっていたのです。

「ビデオ録画してあとで見ればいいのでは…」という声は当然あるでしょう。確かに前日までならそれもアリだったかもしれません。もともと録画で放送している競技なんですから、それをさらに録画でダブルタイムシフトしても一緒ですよね。チョコレイトデートを優先すべきだろうという意見にも一定の理があります。

しかし、残念ながら土曜日の男子フリーは生中継だったのです。生かぁ。生じゃしょうがない。生でやっているのを見逃したら、すごい損した感がするじゃないですか。僕はこの日の予定を一旦白紙としまして(※何かを消したわけではないが)、テレビの前にチョコレート菓子とコーヒー、サニーレタスを用意して座ります。

そこで繰り広げられる熱い戦いは、大変に見ごたえがあるものでした。なかなかチャンスをつかめずにいた男の晴れ舞台。若き才能のシニア世界デビュー。そして男たちの魂を受け継いでリンクに立ちつづける将軍。日本から参戦した3人の滑り、そして世界から集った男たちの舞に、僕は大きな満足感を覚えて2月14日を終えたのです。

ありがとう、男たち。

ありがとう、フジテレビ。

ありがとう、四大陸選手権。

僕は月曜日、会社の同僚に問われたら力強く言ってやります。「バレンタインデーは何やってたんスか?」「うん、フィギュアスケート見てた」と。そして、その次に来る質問に対しても力強く言ってやります。「彼女さんと一緒にスか?」「ううん、ひとりで」「デートの予定なかったんスか?」「デートじゃないけど、あえて言えば、宇野クンと…かな?」と。完璧なバレンタインデー、過ごせた手応えでいっぱいです。

ということで、僕のバレンタインデーを満足なものにしてくれた、14日のフジテレビ中継による「フィギュアスケート四大陸選手権 男子フリー」をチェックしていきましょう。

◆日本勢の中にまさかリア充はおらんやろな!リア充は許しまへんで!

平昌五輪開催まで3年を切った韓国で行なわれる今大会。さすがに盛り上がるかと思いきや、若干寂しい客入り。日本からそこそこの遠征組が出ているだろうことを考えると、ちょっと不安な「3年前」です。キム・ヨナアンバサダーの盛り上げで、最低でもフィギュア、ショートトラックなどスケート競技だけは満杯といきたいものですが…。

そんな中でも熱く激しい戦いを展開する選手たち。木曜日のショートプログラムでは、カザフスタンのデニス・テンが97.61という世界歴代4位に相当する高得点を叩き出し、頂点獲りへと名乗りを上げます。日本勢もシニア国際デビューとなる宇野昌磨が2位、無良崇人が4位、村上大介が6位と3選手揃って最終グループ入り。日本男子のチカラ、羽生氏抜きでも見せつけてほしいところ。この相手に勝ち負けできるなら、それは即世界のメダルを意味するほどの強敵ですから。

↓デニス・テンの圧巻の演技!これは万全の羽生氏でも危ない!



羽生氏が手術明けで、パトリックチャンが休養で、町田樹さんが引退で、ハビエル・アンドウ・フェルナンデスがSNS更新に忙しいとなると、世界選手権優勝では…?

これは手強い!ご婦人が泣くのもわかる!

さて、2位につけた宇野クンに9点近い差をつける天上界行き演技。宇野クンのシニア世界デビューで2位88.90点は十分に偉業ですが、それをも消し去るほどの演技を見せられました。フジテレビが差し込みでお届けする「羽生選手は大丈夫です!」情報が、全然大丈夫な感じで聞こえてこないほどの演技でした。はたして日本勢は、フリー演技でどう挑んでいくのか。

迎えた土曜日のフリー。日本勢は全員が最終グループでの登場です。僕はアッコちゃんスコープのスイッチを入れ、テレビの前で待機します。直前の特集番組、大会本編、大会後の浅田舞さん情報とフィギュア漬けの夜。そこに勝利という美酒を被せてくれるよう祈りつつ、最終グループの登場を待ちます。

↓第3グループではミーシャ・ジーがエンタメ精神あふれる演技で熱戦に彩を添えた!


映画「シェルブールの雨傘」を題材に、カトリーヌ・ドヌーブ?を胸に抱いて踊るというアイディア!

今季から解禁されたボーカル入り楽曲の効果とも相まって、エキシビション並みに見ごたえがある!

ただ、これだけだと「面白いですね」くらいの話ですが…

↓ショートプログラムではアベマリアの演目に合わせてヒゲを生やしていたものを、剃り落してきていた!


ヒゲ伸ばす⇒大会始まる⇒SPやる⇒ヒゲ剃る⇒フリーやる⇒ヒゲ伸ばす(以下ループ)

もし演目が僧侶の話なら頭丸めてきそうな役作りへの姿勢、いいじゃない!

ひげよ、さらば

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緊張の最終グループ、まず最初の登場するのは中国のハン・ヤン。GPシリーズ中国杯では羽生氏と激突し、自身も大きな痛手を負ったハン・ヤンですが、シーズン終盤に来てしっかりと状態を戻してきました。演目の途中、Fly me to the moonの「I LOVE YOU」のフレーズに合わせて指差しポーズを決めると、観客も大興奮。逆バレンタインで「ゲッツ!」とでも言わんばかりにハートをわしづかみしていきます。

↓どうでもいいけど、「現在のトップ待機席」で待ってるアメリカのブラウンさんが楽しそうすぎるwww(5分過ぎからずっと)


ピリピリしてもしょうがないな!

楽しくやろう!

つづいて登場したのは日本の無良崇人さん。無良さんは序盤の4回転2本がクリーンに揃わず、もうひとつの立ち上がり。自慢の雄大なトリプルアクセルでも、ひとつをシングルとしてしまうなど、思っていたほど点は伸ばせません。終盤にはトリプルルッツのあとにグラつくような場面も。フリー7位、総合でも7位と世界選手権に向けて不安を残す戦いとなりました。

↓なお、ひきつづきブラウンさんはめっちゃ楽しそうです!

ピリピリしてるの日本だけな気がしてきたな!

今日はバレンタイン、勝負は勝負として楽しくやろう!

3番手のジョシュア・ファリスはジャンプ、スピン、ステップと文字通り流れるような滑り。万感胸に迫るところがあったか、演技終了後には雄叫びを上げました。この時点でトップに立ち、本命デニス・テンの登場を待ちます。

4番手はデニス・テン。冒頭の高くて鋭い4回転。2本目の4回転もまったく乱れがありません。トリプルアクセル2本はやや乱れ、コンボにするジャンプが狙いどおりのものではありませんでしたが、大きな影響はありません。4回転2本、3回転6種を跳び、スピン・ステップでもすべてレベル4を取るというハイレベルな演技。頂上決戦への準備は万全整っているようです。うーーーん、スゴイ。

↓フリーの得点は191.85点!総合で289.46点!コレに勝つのは歴史上でもベストの羽生氏かベストのパトリック・チャンしかいない!


どうでもいいけど「現在のトップ待機席」楽しそうだなwww

ブラウン、ファリス、アメリカ勢はピリピリしないナイスガイ揃いwww

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とまぁ、そんな歴史の1ページをめくられたあとでは、まだまだ宇野クンでは難しいところもあるというもの。4分半の演技をするのが精一杯で、予定の振り付けが終わった瞬間に「終わった!」という動きをしてしまうほどの状態です。今回はイイ勉強といったところでしょう。それでも、あの空気の中で自分の演技をちゃんとこなせたというのは見事だったのではないでしょうか。

将来的には「あの空気を受けて、それをもう一回引っくり返して自分に持ってくる」というところまで行ってほしいもの。それが世界の王者たちの姿であり、目指す先は当然そこだと思いますから。とりあえず、今回はSPでもフリーでも入れてこなかったトリプルルッツを、しっかりと自分のモノにするところからでしょうか。SP・フリーでルッツ3本ぶんの差をつけられては、取り戻すのは容易ではないですからね。

そして最終演技者、村上大介さんの登場。村上さんはNHK杯で大爆発⇒全日本でショボンという浮き沈みが激しい今季でしたが、この日は大爆発の日でした。4回転サルコウを2本ともクリーンに決めると、次々にジャンプを決めていきます。スピン・ステップもすべてレベル4とするなど、NHK杯の大爆発をも超える会心の演技。演技終了後にはリンクに倒れ込むなど、すべてを出し切ったかのよう。表彰台まであと3点という戦いぶりは、本人的にも今季の集大成となったのではないでしょうか。

↓NHK杯といい、今回といい、グレイシー・ゴールドと一緒に来てるときだけ妙にチカラが出てないか…?

韓国に到着❗️お疲れさまー Our faces on 6am flights but safely arrived in Korea! So excited to be here!

Daisuke Murakamiさん(@diceskates)が投稿した写真 -



「美人と付き合ってそうなヤツ全員敵」という僕の歪んだ心が生んだ妄想かな…?

バレンタインは特に敵撲滅キャンペーン期間だからかもしれんな…。

もはや付き合ってようが付き合ってなかろうがどう見てもリア充なのだが、これ以上はアカン!

むしろ、誰かと付き合ってる以上に、こういう女子友がいることがアカン!

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日本勢は4位・5位・7位という結果で今大会を終え、惜しくも表彰台はなりませんでした。しかし、まだまだ戦いはこれから。村上さんは表彰台にあと一歩と迫ったことで、欲も大きくなるでしょう。宇野クンはシニアの舞台での経験を、世界ジュニアでの「勝負」に活かしてくれるでしょう。そして、正直どういう状態なんだかわからない羽生氏のことを考えると、無良さんには今大会をバネとして世界選手権につなげてほしいもの。

個人としての勝ち負けはもちろん、来季を見据えての枠取りという意味でも、はたすべき仕事・責任は大きなものがあります。もし羽生氏がリアルに「術後」風の感じで出てきたら、「羽生氏が1位として」「もうひとり12位に入れば3枠だな」「余裕!」なんてこと言っていられなくなります。来年の自分の枠は自分で取る。その意気込みで、奮闘を期待したいもの。右肩下がりでドンドン来ている感じ、最後の最後で引っくり返してほしいものですね。

何曜日だろうが毎年「2月14日」に四大陸を被せてもらえると助かります!