日差しには、少しだけ春の気配を感じるものの、まだまだ温かい飲みものが愛しい季節です。
毒出しやダイエットに効くと話題の『白湯のみ』。お茶がわりに飲むだけでスッキリ感が得られると人気ですが、せっかくなら効果を最大限に引き出したい・・・というわけで、アーユルヴェーダでワンランク上の『白湯のみ』法に挑戦です!

朝一番の白湯で体をゆっくりと目覚めさせよう


水でもお茶でもなくなぜ「白湯」なのか?をおさらいすると

コーヒーで手洗いしたり紅茶のシャワーを浴びる人はいないように、体を洗うときには「成分」の入らない水やお湯をつかいますよね? 体の中も同じで、内蔵の汚れは白湯で洗い流すことができるんです。
また、白湯のもつ熱の力は内蔵を温め、消化力を上げます。すると体全体の代謝力がアップして、未消化物(毒素)を解毒してくれるのです。
生まれたての赤ちゃんでも重い病気の人でも飲める白湯は、この世でもっとも純粋な飲みもの。あまりに純粋なので、ともすると飲みもの以前の扱いを受けがちですが、アーユルヴェーダにおける白湯は「自然界を構成する3つのエネルギーが完全に整った、完璧な飲みもの」だったのです!!


風と火と水。3つの力のバランスがとれた「完全な白湯」とは?

「アーユルヴェーダ」とは、「生命の科学」という意味。インドで発祥し、世界中の医学の源流ともいわれています。アーユルヴェーダでは、すべての人には「風」「火」「水」という3つの力があり、私たちの体質や個性はこのバランスによって決まるといいます。 この3つの力が完全に整った白湯は、そのバランスを取り戻す飲みものなのです。
「完全な白湯」のレシピ
1.やかんにきれいな水を入れ、強火にかける。換気扇も回す。
2.沸騰したらふたをとり、湯気が上がるようにする。大きな泡がブクブクたっているぐらいの火加減にすること。
3.そのまま10〜15分間、沸かし続ける。
4.沸いた白湯を飲める程度に冷まして、すするようにして飲む。残りは保温ポットに入れておくのがおすすめ。
とってもカンタンな手順ですね。
ポイントは、換気扇を回すことで「風」の質を白湯に入れ、沸かし続けることで「火」の質を白湯に入れていくこと。飲んでみると、味がいつもよりまろやかで、たしかに吸収されやすい感じが・・・。朝いちどにつくってポットに入れておけば、飲んだ量もわかって便利です。


白湯は「すする」。効果を最大限に引き出すカギはバランス!

熱いからと水や氷を入れてさますと、せっかくつくった白湯のバランスが台無しに!! 同様に、さめたのを温め直すのもNGです。でもさめたまま飲むのは、バランスは変わらないので問題ないそうですよ。
白湯は、「飲む」というよりゆっくりと「すする」イメージで。いちどにガブガブのむと、かえってからだに負担をかけてしまいます。
基本の飲みかたは、「朝いちばん」と「食事中」。
朝起きたら、コップ1杯を5〜10分かけて、ゆっくりと。胃腸を温め全身の代謝を上げ、老廃物を押し流して腸がきれいに! 排泄を促す効果もあります。食事のときは、ひと口食べてはひと口すするを繰り返して消化をたすけます。3食それぞれに、やはりコップ1杯くらいずつ。体が重い人は、さらに食間20〜30分おきにふた口くらいずつ飲むとよいそうです。
1日の適量は、700〜800ミリリットル。飲み過ぎると、腸内の栄養が流されて体内に吸収されなくなってしまうので要注意! なにごともバランスが大切なんですね。

茶のみ友達ならぬ白湯のみ友達の間でも「最初は味のついてないお湯なんて飲めるか!と思ったけど、慣れるとほんとに甘くて美味しいので、飲み過ぎないように注意してる」「便秘も肌荒れも治って体が軽いし、それまでハマってた高価な健康茶よりずーっと効果が感じられる」「仕事先でも旅行先でも基本無料で入手可能。ほんっとにコスパのいい飲みものだよね」と、絶賛お役立ち中。まだまだ寒いこの時期に、白湯は強〜い味方です!

参考  『白湯毒出し健康法』 蓮村誠 (PHP文庫)