14日放送、TBS「バース・デイ」では、元巨人のエース格で今季より横浜DeNAベイスターズに所属することになった東野峻のコメントを放送した。

2010年、巨人で開幕投手を務めた東野だが、以後成績が安定せず負けが込むようになると、2012年にオリックス・バファローズへトレードとなった。すると、ここでも結果を残すことはできず、昨シーズン終了後に戦力外通告を受けると、トライアウトを経て横浜DeNAベイスターズに拾われる格好となった。

「がむしゃらさが出なかった。昔はがむしゃらに阿部さんのミットめがけて投げてましたけど、カッコつけて綺麗に抑えようとか。そんなピッチャーじゃないのに。初球ここ投げてボールを見せてここで勝負とか。そういうピッチャーじゃないのに、そういうことばっかり思ってた。それで狙ってボールになってアレって。自分が思ってるのと違うとか、甘くいってドーン(と打たれる)とか。あそこの立ち位置に立ってしまってプライドが高くなって完全に天狗になってましたし、そういうところがよくなかった」。

番組のカメラにこう語った東野は、巨人を放出された時のことを「なんていうんですかね・・・」と沈黙した後、「そん時はあったまきましたもんね。もう荷物全部持って帰って。新聞取るのやめましたね。スポーツニュース見るのもやめて。なんでかって悔しかった」と振り返る。

それでも、中畑清監督や、元巨人の先輩・高橋尚成らと打倒・巨人を誓う東野は「やんないと本当にクビになっているので。やんないといけないと思う。ジャイアンツ戦で元同僚にインコースをズバズバ投げれるようになった時っていうのはまた自分が一皮剥けるんじゃないかなということを思ってますし、投げたいですもん、あえて。逆に。そこで投げ勝てれば自分も変わりますし、絶対にやってやりますという気持ちがあります」と意気込んだ。