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パソコンやスマホから利用できるネットバンクは、忙しい人の強い味方。でも、最近は犯罪も増えているんだそう。

ジャパンネット銀行の調査によると、インターネットバンキングを利用している人の42.2%が、犯罪の被害に遭った、または遭いそうになったことがあるそうです。

トラブルの内容は、フィッシングメールの受信(25.5%)やスパイウェアへの感染(15.4%)といった軽いものから、預金の不正出金(2.1%)や個人情報・口座情報の流出(15.8%)のように深刻なものも!

そこで、今回はインターネットで利用するパスワードの安全な管理方法を5つご紹介します。

 

■1:8文字以上のパスワードにする

パスワードは8文字以上、できるだけ長いものにしましょう。ただし、「12345678」、「222222」、「abcdefg」のような簡単な文字列や、「QWERTY」のようにキーボード上で同じ行・列にある文字はすぐに見破られてしまいます。ランダムな文字を使うと良いですよ。

 

■2:文字、句読点、記号、数字を組み合わせる

文字の種類が多く、複雑であればあるほど安全です。英字(a,b,cなど)、数字(1,2,3など)は必須。可能であれば、句読点(「ピリオド(.)」、「カンマ(,)」、「クエスチョンマーク(?)」など)、記号(「プラス(+)」、「アンド(&)」など)も組み合わせましょう。

よく使う文字や記号ばかりでなく、キーボード全体の文字を含めるのがポイントですよ。

 

■3:使い回しは絶対しない

ネットバンキングのパスワードは、他のサービスでは絶対に使わないようにしましょう。犯罪者に一度パスワードがバレてしまうと、別のサービスでもそのパスワードを使ってアカウントに侵入されてしまうからです。覚えるのが面倒でも、使い回しは厳禁です。

 

■4:定期的に変更する

パスワードは同じものを使い続けず、頻繁に変更しましょう。特に個人情報に結びつきやすいメール、銀行、クレジッド カードのアカウントは、こまめに変更すると効果的です。

 

■5:ワンタイムパスワードを使う

今、最も安全性が高いパスワードは「トークン」を使ったワンタイムパスワードです。「トークン」とは、1度だけ有効なパスワードが表示される機器のこと。トークンに表示されるパスワードは60秒で切り替わるため、トークンを持っていない人はアカウントにログインすることができません。

一度表示されたパスワードを見られたとしても、60秒を過ぎれば使えなくなってしまいますから、後で悪用されることはありません。トークンは、多くの銀行で預金者に無料で配布していますよ。

 

いかがでしたか? パスワードの管理は何かと面倒ですが、いざトラブルに巻き込まれたらおしまいです。後で後悔しないように、早めに対策しておきましょうね。