川上未映子訳「たけくらべ」刊行、浅野いにおによるビジュアルも

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河出書房新社より刊行される「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の第3弾が刊行された。同全集は河出書房新社の創業130周年企画となっている。

第3弾は『乳と卵』で芥川賞を受賞した作家・川上未映子さん訳による樋口一葉さんの「たけくらべ」をはじめ、森鴎外さん『青年』、夏目漱石さん『三四郎』。明治時代における青春文学の金字塔が一冊にまとめられている。

また、書籍の帯には漫画家の浅野いにおさん書き下ろしによる『三四郎』のヒロイン・美禰子の現代版のイメージイラストを掲載する等、日本文学全集としては異例の試みが採用されている。

現代作家による古典文学の新訳


日本文学全集


現在、河出書房新社より刊行されている「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」は、今回の川上未映子さんによる「たけくらべ」訳以外にも、数多くの作家が古典文学の現代訳への挑戦を行っている。

第1弾となる『古事記』では、同全集の編集を行う作家・池澤夏樹さんが自ら現代訳を行い、5万部を超えるベストセラーとなった。

今後は角田光代さん訳による『源氏物語』、古川日出男さん訳による『平家物語』、森見登美彦さん訳による『竹取物語』、円城塔さん訳による『雨月物語』、いとうせいこうさん訳による『通言総籬』の執筆などが予告されている。

今回のように漫画家による古典登場人物のイメージビジュアルの制作なども行われるかは告知されていないものの、文学全集としてはかつてない試みであるだけに、期待したい。