橋本愛「やっぱり都会がいい」、映画撮影の自給自足生活で再認識。

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女優の橋本愛(19歳)が2月10日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催中の第65回ベルリン国際映画祭に登場。初めての海外映画祭となった同映画祭で、主演映画「リトルフォレスト」のトークセッションに臨んだ。

その内容は次の通り。

MC:橋本さんに質問です。一年間で完璧なコックさんになれましたか?

橋本:まあ……そうですねえ。(笑)

MC:女優として、毎日本当にお忙しいかと思うのですが食事はどうされていますか?

橋本:地方ロケに行ったりすると、できるだけ現地のものを食べるようにしています。

MC:映画の中では、近代的で若い女性を演じられていますが、実際に山の中で生活をするのと、都会で生活するのとでは、どちらが良いですか?

橋本:昔は自給自足の生活にあこがれていたのですが、この映画の準備のために自給自足に近い生活をしたんですね。そうしたら、やっぱり都会がいいなと思いました(笑)。

MC:じゃあ、夢が遠のきましたね(笑)。続いて森監督に質問です。日本食は古い歴史を持っていますね。ですが、食事自体が映画の主題になっていることは少ない。この映画は漫画原作ですが、それはどういったモチベーションで作られたのでしょうか?

森監督:やはり新しいものを作りたい、という思いからですね。

MC:この原作となった漫画は、どのような読者を対象にしたジャンルの漫画なのでしょうか?

森監督:もともと青年誌に掲載されていた漫画なのですが、その後男女の別なく、幅広い年齢層に読まれるようになっていった漫画です。

MC:橋本さんへ質問です。食べるところを見られるということはとても抵抗があることだと思うのですが、この映画の中ではそのようなシーンがたくさん出てきますね。橋本さんにとって、食べるシーンを撮られることには抵抗がありましたか?

橋本:そうですね。食べているところを撮られることはそんなにないことなので……。撮影では美味しいものを美味しくたべることをいかに表現できるかということに重きを置いていました。

MC:森監督へ質問です。映画の中では大変調和した自然というものを見せていて、破壊するような自然、例えば自然災害のようなものは全く映っていません。この映画は、福島のそばで撮られたそうですが、その後、日本では何か変化があったのでしょうか?

森監督:映画を撮影したのは岩手県で、福島の隣の県になります。映画を撮ったのは山の中なので、そこまで災害の爪痕は見えませんが、岩手県の海岸沿いではもちろん、まだ被害が目に見えるところもありました。

MC:この映画は、モダンな都市である東京を持つ日本の中の、新たな生活モデルと捉えて良いのでしょうか?

森監督:そうですね。東京の人は、食品がどこから来ているのか分かっていないことがあります、それを意識するためにも、もう一度原点に戻らなくてはいけないのかも知れませんね。

MC:ではこの映画には、ある意味、技術的で教育的な監督の願いが込められているのでしょうか?

森監督:そうですね。映画というものには、そういうメッセージもあるかもしれませんね。ですが僕は、日本の綺麗な景色、食などを見てほしい、という思いで撮っているので、そこまで強いメッセージは込めていませんが。

MC:日本の観客の反応はどうでしたか?

森監督:都会に住む人は、田舎の生活っていいなという感想でした。田舎の人は、自分たちの生活に対する自信を再認識できたとおっしゃっていました。

MC:この映画祭では、4部作のうちの「夏」と「冬」のみ上映しましたが、最後は一体どのように終わるのでしょうか?結末を教えてください。

橋本:最後の「春」で、私演じるいち子が一つの決心をする。その決心と映像のエネルギーがすばらしくマッチしていると思いますので……皆さん是非観てください!

MC:お母さんはどうなりますか? また登場しますか?

橋本:もちろん登場します。ぜひ観てください。

MC:ぜひ観てください!(拍手)

映画「リトル・フォレスト 冬・春」は2月14日(土)全国ロードショー。「リトル・フォレスト 夏・秋」DVD&ブルーレイは発売中。