パレルモの内部が騒がしい。マウリツィオ・ザンパリーニ会長が10日、FWパブロ・ディバラとの関係が「壊れた」と明かしたのだ。

「彼とはもう話さない。彼は完全に変わってしまった。おかしな状況に彼を巻き込もうとする人たちがいるんだ。彼は素晴らしい青年だが、悪いしつけで堕落してしまった」

ディバラはパレルモから4000万ユーロ(約54億円)と評価されている。

「彼がここに残るのは非常に難しいことだろう。ナポリとのコンタクトはまったくないがね」

ザンパリーニ会長は『Radio Kiss Kiss』で次のように息巻いた。

「私はディバラを(エディンソン・)カバーニや(ハビエル・)パストーレと同じレベルに置いている。今年、彼はブレイクした。だが、私は以前から彼が非常に強い選手だと分かっていたんだ。彼はもはや、彼のためを思わない人たちの手に落ちてしまった。パレルモに残るのは非常に難しいだろう」

「こういうことが、FIFAの愚かなところなんだ。サッカーはもはや、代理人とか、お金だけを望む一部の人間たちの手に落ちてしまった。今の彼は、彼のことを金庫にしか見ない者に影響されている。私は、彼には少なくともあと2年、成長のために必要だと思っているがね。おそらく、今の彼は本来の力以上にブレイクしているんだ」

一つ確かなのは、これで争奪戦が始まるということだ。欧州のビッグクラブたちは、ただ黙って見てはいないだろう。