セレブパパの性転換でアメリカ騒然!カーダシアン姉妹の義父がオンナに
 同性愛者やトランスジェンダーに対して寛大なアメリカ。

 同性同士の結婚を認める州も着々と増え、アンケート調査では性別に対する質問に「男」「女」のほか「答えたくない」や「ニュートラル(=中立)」という回答が用意されるなど、個人の意志を尊重する動きが盛んになっています。

 そんなアメリカで今、一人のセレブパパが注目の的に!

 お騒がせ姉妹、コートニー(35歳)、キム(34歳)、クロエ(30歳)のカーダシアン三姉妹の義父ブルース・ジェンナー(65歳)がその人。彼は今、男性から女性へと性転換する準備中だというのです。

◆美し過ぎるアスリート偽りの生活

 渦中のブルースは、元陸上選手でオリンピックの金メダリスト。イケメンアスリートとして若い頃から人気があった人物です。

 ブルースにとって、カーダシアン姉妹の母クリス(59歳)とは3度目の結婚。2007年から始まったリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』には、彼の前妻との子供たち、妻の前夫との間に生まれた三姉妹など、計10人の子供たちと共に一家総出演して話題となりました。

『US Weekly』によると、ブルースはクリスと出会った1990年には既に女性になりたいという思いに気づいており、性転換手術の準備を始めていたのだとか。

「当時ブルースの胸の内を聞かされたクリスは、彼の言葉を本気にしないどころか “そんな気の迷い、私が忘れさせてあげるわ” と、出会いから7か月のスピード結婚に持ち込んだのだ」と関係者が同誌に明かしています。

 あれから25年……。

 クリスとブルースは娘を二人授かり、結婚生活は順風満帆に行っているように見えました。

 しかし、結局クリスとブルースは破局。2013年には別居を始め、2014年9月には離婚が成立したのです。

◆オンナになっても最高のパパ!

 離婚直後からブルースは髪を伸ばし始め、爪には赤いマネキュア、Tシャツの上からはブラジャーの線が透けて見えるなど、その見た目は徐々にフェミニンに。

 ブルース本人は未だ真相を語っていませんが、2月に入り「彼の家族もブルースの性転換に対する願いを受け入れたようだ」とカーダシアン、ジェンナー家双方の関係者が各メディアでコメント。ブルースの性転換が紛れもない事実であると公表されました。

 既にABCテレビがブルースの単独取材に成功しており、同インタビューの模様は5月に放映されるとのこと。さらに、彼が女性に生まれ変わる過程を追ったリアリティ番組の撮影も秘密裏に行われていて、秋からの放送開始に備えているのだそうです。

 10人の子供たちはブルースの性転換に賛同しているようで、それぞれが肯定的なコメントを発表しています。

 特にクロエは、昨年11月の『US Weekly』の取材に対し「親にはいつも幸せでいてもらいたいものでしょ。彼は今とても幸せそうよ」と答え、今年1月にはインスタグラム上に姉妹とブルースが一緒に写った写真を「ファミリー」というタイトルでアップしています。性別がなんであれ、ブルースは大切な家族の一員なのだ、という意志表示が感じられますね。

 一方で「元妻クリスはまだ現実を直視できないでいるようだ」との報道も。結婚前から事実を知りながら、自分の力でブルースを変えられると過信していたクリスの落胆ぶりは激しいようです。

 しかし、ここは自由の国アメリカ! 個人の選択を尊重する国なのです。ブルースを嘲笑するようなコメントを発するクリスに対し、世間の目はかなり冷ややかです。

Source:『US Magazine』 2月9日・2月16日号

<TEXT/橘エコ>

【橘エコ】
アメリカ在住のアラフォー・ブロガー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。大学事務と米大手スーパーマーケット勤務の二足のわらじを履いてアメリカカルチャーの裏側を探る、自称アメカジスパイ。ハリウッド最新映画レビューや ゴシップ情報などのほか、アメリカ女子を定点観測してはその実情をブログで発信中。WEBマガジン「milkik」では「アメかじシネマ」「愉快なアメリカ女子」を連載中(http://milkik.com/)