男性が「若いうちにやっておけばよかった」と後悔したこと

写真拡大

※前回は女性たちに「若いうちにやっておけばよかったと後悔したこと」をまとめてみたが今回は男性編である。女性と男性では後悔の念や視点が違うのでぜひ読み比べて見てほしい。

勉強


・「仕事関係でよく出身大学を聞かれるんですよね。自信を持っていえる学校になど行っていないので、コンプレックスになっています。もしちゃんと大学に行っていれば仕事上でコンプレックスを感じることもなかったのに……」(40代・保険)

・「普通の大学生活を送れたら良かったかなと思います。ゼミに真面目に出席したり、部活とかサークルに入ったり、もっと友達を作って交流してもよかったな……。いま、仕事関係の付き合いしかないので余計そう思います。高卒で職に就いた自分は同世代の大学生がガキに見えて意図的につきあわなかったし親の金で大学いってる奴らを見下してましたが……。学校に行ける環境や経済状況だったのに理屈をこねて努力を怠った事を、いまだに“後悔”していますね」(30代・営業)

・「学びについては、自分のやる気さえあればこれからでも取り返すことはできるので、後悔というほどではありません。ただ、もっと早くに学んでいれば、今のツライ資金繰りは無かったのかも……と自分の財務スキルの低さを呪うことは、毎月末の恒例行事です」(30代・会社経営)

――「もっと勉強しておけば良かった」というコメントは前回の女性へのリサーチの時より男性の回答の方が圧倒的に多い。
男性は結婚や出産などのキッカケで退職や転職することはほとんどなく、たいてい一生仕事をし続けるわけだ。社会に出て、ある程度の年齢になれば、仕事の責任も重くなり激務に追われる毎日で、勉強や資格取得の習いごとをすることが困難となる。また学校に入り直す余裕などもない。
「最適な時期にどうしてきちんと勉強しておかなかったのか」という後悔は、社会で生きていく上で己の経歴が一生ついて回ることを実感している男性ならではの率直な意見だと心から思う。

見合い


・「大学院を出て就職した直後に、知り合いからお見合い話が。超優良住宅地域にお住まいのお嬢さんでしたが、親父の遺言で『30歳まで(一人前になるまで)結婚してはいけない』と言われていたので、断りました。あの時お見合いをしていたら、人生が変ったかも」(40代・不動産業)

――あの時違う道を選択していたら人生が変わっていたかもしれない……。誰もが一度くらいは感じることだろう。
自分が体験できなかった未知の世界をふと妄想してしまうことがあるものだ。

ひとり旅


・「車内泊での質素な旅も若いうちだけの特権かなぁ。ある程度、歳をとってからの貧乏旅行は切なくなりますし、周りの見る目も厳しくなりますから。もっといろいろな場所を見ていたらまた今とは違うことをやっていた可能性も」(30代・インテリア)

――年をとってからでも旅行はできるが、家庭ができたら、ふらっと旅に出ることなど難しい。気ままに行くひとり旅やリュックひとつでの貧乏旅行はまた格別なものなのだろう。

遊び


・「もっといろんなタイプの女性と付き合っておくべきだった……。実のところ、ちゃんと互いに意思を確認してお付き合いしたのは妻を含めて3人だけなんですが、そのせいかこの歳になっても、女性を理解するのって難しいなと感じています。仕事や趣味の女性とのやり取りでも、ふとあの時の自分の対応はそれで本当に良かったのだろうかとか、よく考えてしまいますね」(40代・IT関連)

・「風俗遊び。プロのお姉さんってどんななのかな〜って思う」(30代・機械)

・「若い頃にナンパにチャレンジして男を磨いておけばよかった」(40代・建設関係)

・「ぼくは結婚が早かったのですが、今思うと20代のうちはもっと遊んで、ゆっくり身を固めるべきだったと感じますね。特に最近は晩婚ブームなので、余計に。」(30代・公務員)

・「別にたくさんの恋愛をしたい、とかじゃなくて、今の奥さんともっと思い出を作ってから家庭を作っても良かったんじゃないか……という感じですね。しばらくして、子どもが手を離れたら、ちゃんと埋め合わせをしてあげないと」(40代・店舗経営)

――「キャバクラで派手にお金を使ってみたかった」など、単純に女性ともっと遊びたかったというコメントがある中で、今の自分を恥じているような意見も……。
・「もっと遊んでたらもっと堂々とデートできたかもしれない」
・「サプライズ上手になってたかも」
・「自分の経験値がもっとあれば女性を喜ばせることができたのでは」
という女性からしたらなんとも嬉しい反省が……。
女性の好みや女心を理解できていれば年齢を重ねた今、失敗せずに済んだかもしれないし、もっとうまく立ち回ることができたであろうという話だ。

人との交流や接客


・「アルバイトのレベルでいいから、もっといろんな仕事・職種の経験をしておけばよかったと思います。自分が学生の時には、不特定多数の人たちとやり取りするような仕事を全く経験しなかったので。妻が寿退職した後、いろいろな仕事を渡り歩いているのを見ていて、大変だな〜と思う一方で、うらやましくもあります」
(40代・研究職)

――一つのことをやり通して突き詰めることも立派なことだが、いろんな経験をすると柔軟性や臨機応変な適応力は磨かれるだろう。人を成長させるのは職というより人。関わり合いを通して学ぶものがあるからかもしれない。

留学


・「学生時代は、お金はないけど、時間はあるから、色々なことを吸収しておけばよかったと後悔しています。自分の経験談を話すときに、海外の体験談は興味を持って聞いてくれる人が多いからね」(40代・会計事務所)

――前回の女性編の回答同様、男女ともに「留学」はやっておけばよかったことのうちにしっかりランクイン。仕事でも旅行でも英会話ができれば幅が広がるのだ。

告白


・「学生時代に好きな女子がいたんですが、二人きりになるチャンスがあったのにも関わらず、好きすぎて怖気づいてしまい全く手がだせませんでした」(30代・商社)

・「社会に出てヒョッコだった俺に仕事を教えてくれた二つ上の女性の先輩。気配りもできて、誰にでも分け隔てなく明るく笑顔で接すタイプの人。めちゃめちゃ好きになってしまったんだけどその人には当然彼氏が。ただその彼氏というのが難ありということもしっていたのに、告白する勇気がどうしても出なかった。転職した今でも引きづっている」(40代・技術開発)

――若いうちの”告白”は「うまくいくかどうか」を考えず、思い切ってやっておくべきことのひとつだろう。若くて心と体が柔軟なうちならば、たとえ大ダメージを負ったとしても傷の治りは早い。年を重ねるごとに、昔ならばなんでもなかった筋肉痛やちょっとしたケガの治りが遅いことを、読者の皆さんも日々実感しておられるだろう(笑)。
料理や語学とおなじように、女性との付き合いかたや接し方はすぐ上手くなるものではない。なんども壁にブチ当たり、トライアル&エラー(試行錯誤)を繰り返すことで、やっと「してよいことと悪いこと」がわかるようになるものなのだ。挑戦と挫折はなんども経験しておいて損はない。繰り返すこと、反復こそ力になる。

その他


・「ジャニーズ事務所への応募」(30代・コンサル)
・「1. 貯金 2. 資格取得 3. 勉強 4. 上司へのゴマすり 5.結婚……後悔はたくさんありすぎて書ききれません(笑)」(40代・会社員)

最後に……


前回の女性編でも今回の男性編でも、その時に自分が選ばなかった道の方に対して後悔の念に駆られている。
「若いうちにもっと勉強しておけばよかった」
「若いうちにもっと遊んでおけばよかった」
……若いときに勉強ばかりしてきた人は「もっと遊んどけば……」で、若い頃に勉強はそこそこで遊び優先だった人は「ああ、もっと勉強しとけば……」であり、人というのは本当にない物ねだり。

しかし、人はいつでもその時その時に自分でジャッジしているのだ。勉強するもしないも、遊ぶも遊ばないのも、常に自分がその時に「こっちがベストな選択だ」「こっちの方が自分はやりたいんだ」と判断してきているはず。
人間は知らず知らずのうちに、自分にとって都合の良いほうの選択をしているものだ。

「あの時、これをしてたら違う人生が歩めただろうな」「こうしてたらもっと幸せだったかな」は、やはりないのである。
(神崎桃子)