増える赤字組合・広がる格差  マンション管理費見直しの極意

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あなたのマンションの管理費にはまだまだ無駄や割高なものがある。戸数、築年数に関係なく、管理費を見直せば、2〜3割下がるケースがある。また、同じ管理会社でも、二重価格、三重価格が珍しくない。ダイヤモンドQ編集部がその極意を伝授しよう。

 さいたま市のAマンションは、8年前に分譲された総戸数300戸を超える大規模マンションである。

「最近、理事会の席で管理会社の担当者から、このままだと来年度の管理費会計が赤字になりそうという話があって役員全員、顔を見合わせてしまいました」と言うのは、現理事長のKさんだ。

 担当者の説明によるとここ数年、電気料金や消費税が引き上げられた影響のほか、駐車場の利用料が空きの増加で減少しているからだというのだ。

 さらにKさんたちがあぜんとしたのは、修繕積立金も現在の金額のままでは予定されている工事費用に対して大幅に不足し、いずれその差が10億円以上になる可能性があると告げられたことだ。

 一方、Kさんたちの頭をよぎったのは「なぜ?」という疑問だ。売り主は大手デベロッパーで、管理会社もその子会社。任せておけば大丈夫だろうと思っていたのに、突然、「赤字になりそうだ」「資金不足だ」と言われても納得できないのは当然だろう。

 本当に管理費や修繕積立金は不足しているのか、不足しているとしたらなぜそうなったのか、対策としては値上げしかないのか、理事会ではかんかんがくがくの議論が繰り広げられた。

 Aマンションの役員は1年交代の輪番制である。マンション管理についてはほとんど素人だし、普段は仕事や家のことで忙しい。そこでコンサルティング会社に相談。アドバイスを受けいろいろ検討した結果、問題の構図が見えてきた。下図のように管理委託費には相場があるが、それとは大きく相違があったのだ。これは、一つの目安として、主要業務ごとに目安金額をまとめてみたので、参考にしていただきたい。ただし、どんなマンションでもこの価格なら妥当というわけではない。もっと安くなるケースもあれば、高くなることもある。

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