Photo by Nan-Cheng Tsai via flickr

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 昨年の夏頃を境に、これまでにも増して被害が多発しはじめた、新宿・歌舞伎町でのぼったくり。逮捕者が出ているにもかかわらず、ぼったくり店は減るどころか増える一方なのだとか。しかもその手口に、新たな動きが出始めているという。

 某無料案内所のスタッフが、歌舞伎町の現状をこう打ち明ける。

「いまの歌舞伎町は、ぼったくりと優良店の見分けがつきにくい状況。ちょっと前までは、“キャッチに着いていかなければ大丈夫”なんて言われていましたが、いまはそうも言い切れない。意外なところから、ぼったくり店に誘導しているんです」

 これまでのぼったくりの手口は、街中でキャッチが声をかけてぼったくり店を紹介するというもの。人気飲食店の前で待ち構え「〇〇(人気店名)はいま満席なんです。同じ系列のお店がありますので、そちらで時間を潰してもらえれば1時間以内で迎えにきます」と、入店待ちする客に標的をしぼった手口も目立っていた。それがここ最近、新たな手口が横行しているという。前出の無料案内所スタッフが続ける。

「昔は、無料案内所なら安心なんて言われてもいましたが、最近では、ぼったくりの連中が無料案内所をはじめているんです。しかもしっかりと店舗を構えているので、傍目ではわからない。案内される店は、当然ぼったくり店です。ぼったくられた客がクレームを言いに来るのを避けるために、客を案内したあとは数時間シャッターを降ろして店を閉めているところもある。安心して遊ぶための最後の砦ともいえる無料案内所にまで、ぼったくりが入り込んできているんです。私が把握しているだけでも、3店舗が存在しています。今後も増えていくでしょうね」

 ぼったくり店直営ともいえる無料案内所の出現は、本来の無料案内所の信頼にも影響を及ぼしかねない。悪影響こそまだないが、このままでは新規で遊びにくる客が激減し、歌舞伎町の衰退を危惧する声も上がっている。

 歌舞伎町のぼったくり被害は、いま現在も拡大中なのだ。

(取材・文/DMMニュース編集部)