日本代表の次期監督候補に取り沙汰されるストイコビッチを、サッカーダイジェストが直撃! (C) Getty Images

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 現役時代は名古屋グランパスで多くのファンを魅了し、引退後は指揮官としてクラブに史上唯一のJリーグタイトルをもたらしたドラガン・ストイコビッチ。
 
「ピクシー」の愛称で知られるレジェンドは現在、どのチームや組織にも所属しないフリーの立場で、『サッカーダイジェスト』の独占インタビューにこう答えた。
 
「日本代表監督の仕事に大きな関心がある」と――。
 
取材・文:ウラジミール・ノバク
翻訳・構成:井川洋一
 
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──お久しぶりです。本日は時間を取っていただき、ありがとうございます。ご存知かと思われますが、日本代表のハビエル・アギーレ監督が解任されました。これについて、あなたの率直な意見を聞かせてください。
 
「多くの人と同じように、私もスポーツニュースでこの件を知った。日本サッカー協会(JFA)が下した決断について、私がどうこう言う必要はないし、それが正しい決断だったかどうかは、私には分からない。すべてはJFAが決めたことであり、彼らがあずかり知るところだ」
 
──とはいえ、JFAはもう少し辛抱してもよかったのでは、という意見もあります。代表監督には少なくとも2〜3年の時間が与えられるべきであり、そうでなければその指揮官のスタイルやアイデアは浸透せず、チームを作り上げることはできないからです。今回はピッチ外のファクターが引き金になったとはいえ、ね。
 
「たしかに、代表監督がチームを作るには、少なくとも4年ほどの時間が与えられるべきだと私も思う。とはいえ、結果がついてこなければ、解任論が噴出しても仕方ない。代表監督とは、それほどに大きな重圧と責任が伴うものだからね。

 このような場合、新たな解決策を望む人は必ずいる。それが正しいかどうかは私には分からないが」
 
──ブラジル・ワールドカップで日本が敗退した直後、あなたは私にこう語ってくれました。「日本代表監督には非常に大きな興味を持っている」と。その気持ちはいまも同じですか?
 
「私は現在どのチーム、組織にも所属しておらず、昨年はじっくりと骨休めができた。もし今回、日本代表監督に任命されたら、私にとって大きな誇りだ。周知の通り、私は日本と密接に繋がっている。

 選手として7年間プレーし、監督として6年間を過ごした国だ。日本人のメンタリティも理解しているし、日本は私にとってもうひとつの故郷だと言っていい」
 
──JFAからコンタクトはありましたか?
 
「いや、いまのところ、正式には何も届いていない。友人やジャーナリストから質問を受けることはあるが。もしJFAが私に興味を持っているなら、彼らは直接連絡してくるはずだし、そうしてもらって一向にかまわない。

 いずれせよ、私の方からメディアを通じてアピールするようなことはしたくない」
 
──もし日本代表監督になったら、あなたはどのようなスタイルのチームを作りますか?
 
「私のスタイルは常に攻撃的なものだ。攻めるサッカーが好きだからね。私が指揮した名古屋にも似たチームになるだろう。そのうえで、結果を出すことも約束しよう。

 美しい試合をして、勝利を掴む。それが私の哲学であり、ファンがスタジアムに足を運びたくなるようなチームを作りたい」
──日本代表が抱える最も大きな問題のひとつに、決定力不足があります。絶対的なストライカーの出現が待ち望まれて久しい。これについてはどう思われますか?
 
「すべての問題は解決できると、私は信じている。有望な選手にチャンスを与えていけば、解決に近づけるはずだ。当然、システムに順応し、本領を発揮するには時間と忍耐が必要となる。