日経平均チャート(日足・3カ月)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

写真拡大

 日経平均株価は堅調ながら上値の重い動きです。

  1月28日に1万7850.59円を付けた後、2月2日には一時1万7459.45円と、心理的節目の1万7500円を割り込みました。テクニカル的には25日移動平均線(2日現在17377.36円)がサポートしていますが、これを割り込むと、調整色が一段と強まることになりますね。

米利上げ実施が遅れるとドル安・円高が続く

 日本株がもたついている理由は、米国株が軟調なことです。

 米国株が軟調なのは、米国債券が強いからです。確かに、2月2日の米10年物国債利回りは前週末1月30日比0.02%高い1.66%で取引を終えました。しかし、1月30日の米10年物国債利回りは前日比0.11%低い1.64%で取引を終えており、これは2013年5月3日以来およそ1年9カ月ぶりの低い水準です。

 世界の投資家が、元本割れリスクが小さい安全資産の米国債券を買う理由は、世界景気の不透明感の強まりです。ちなみに、FRB(連邦準備制度理事会)は1月28日発表のFOMC(連邦公開市場委員会)声明で、「国際情勢」を政策運営の判断材料として加えています。今後、「国際情勢」の不透明感を理由に、利上げ実施が遅れるかもしれません。

 こうなると、日米金利が拡大せず、ドル安・円高気味に円相場が推移してしまいます。それが現実化するようだと、輸出株指数の日経平均の上値は限定的ですね。また、一部では、日本の輸出企業にとっての円安がメリットである反面、米輸出企業がドル高に苦しみ始めていることが、米国の企業業績悪化=米株価下落につながっているとの指摘もあります。これまた、日経平均株価・輸出関連株の上値抑制要因です。

原油安がメリットになる銘柄を買え

 こうなると、当面は、外部要因の影響を受けにくい銘柄を狙うべきですね。とりわけ、円安一服、原油安がメリットになる銘柄群です。

 ただし、新興市場は避けた方がいいと思います。というのは、2日の日経ジャスダック平均株価は2352.38円と、昨年末の2363.94円を下回っています。東証マザーズ指数も881.05ポイントと、昨年末の909.67ポイントを下回っています。このように、東証1部に比べて、相対的に内需株構成比率が高いのに、新興市場の株価指数は冴えません。正直、サッパリです。

 なお、これは私の周りの人達に限った話かもしれませんが、足元で日経平均がそこそこ堅調でも全然儲からない。むしろ、損している人が多いです。日経平均が上がっても、持ち株が全然上がらないことに加え、資金の逃げ足があまりに速く、取ったり取られりで、一向に日銭が稼げないとのことです。

 つまり、少なくとも1月中旬以降、私の周りの地合いはメチャクチャ悪いです。(笑)とりわけ、新興市場は個人投資家の関与率が高いですから、ここが活況を呈してこないと、個人のパフォーマンス改善は厳しいかもですね。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)