アギーレ監督と契約解除…大仁会長「リスクを排除する必要がある」

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 日本サッカー協会は3日、日本代表を率いるハビエル・アギーレ監督との契約解除を発表した。同日行われた会見には、日本サッカー協会の大仁邦彌会長と法務委員長の三好豊氏が出席した。

 アギーレ監督は、レアル・サラゴサを率いていた2010−11シーズンのリーガ・エスパニョーラ最終節、レバンテ戦における八百長疑惑への関与が伝えられていた。日本サッカー協会は、2日夜にアギーレ監督の代理弁護士より、八百長疑惑に関する検察側の告発が受理されたことを確認。3日に行われた会議の結果、契約解除を決定した。

 八百長問題が契約解除に直結した形だが、「受理されたということは、捜査が開始するということだけ。協会としてアギーレ監督については、推定無罪の原則で有罪ということを前提に契約を解除したということではない」とは三好氏。現時点では無罪を前提に対応しながらも、契約解除の決断に至った理由を大仁会長は、日本代表への影響と明かした。

 6月には、2018年のロシア・ワールドカップに向けたアジア予選もスタートする。「アギーレ監督の指導者としての手腕を高く評価していた」と繰り返しながらも、今回の受理によって、今後は捜査や起訴、裁判の可能性も残る。「我々としましては、そういう影響がワールドカップ予選にできるだけ出ないように、リスクを排除する必要があると考えました」と語った。

「アギーレ監督にとっては、名誉に関わる大変重要な問題であるという風に思っています。従いまして、アギーレ監督には無実の証明に全力を尽くして欲しいということも我々は考えています」

 昨年8月の就任からわずか半年。迫るワールドカップ予選に向けて、日本サッカー協会が契約解除の決断を下すことになった。