スマホを使っていると老化する?男性も要注意の「スマホブス」チェック方法

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今、テレビや女性誌を中心に話題になっているのが「スマホブス」とよばれるものだ。
スマホやタブレットを長時間使いつづけていると、老け顔になってしまう現象を「スマホブス」と呼ぶそうだ。

この「スマホブス」は、女性に限定した現象でない。女性がいち早く気がついて話題になっているだけで、同じ現象は、男性にも発生しているからだ。

●スマホブスとは
スマホに夢中になりすぎていると、普段では考えられないような表情になっていることも多い。若い人でも、老け顔のようになることで、注目されている。ちなみに、いつも通りスマホをつかっている状態(見下ろしながら)をインカメラで自撮りすることで、確認することができる。

スマホで加速してしまう老化の例をみてみよう

●スマホを触っている間は、眉間のシワが増える?
スマホやタブレットの画面を凝視していて、眉間にシワが寄ってしまう。特に小さな文字などの文書やメッセージを読むときは眉間にシワが寄りやすい。シワは、頻繁になるほどクセ=定着しやすいといわれている。

対策としては、眉間にシワを寄せない意識をもつことも大事だが、長時間、凝視したような後は、眉間の筋肉を広げて目立たなくするマッサージが良いようだ。眉間に両手の人指し指を置いた後、左右に向けて指を引っ張ったり寄せたりを繰り返してみよう。

●スマホを使っていて、顔がたるんでしまう?
人間のシワやたるみは老化現象だが、スマホを長時間利用することで、この老化をさらに加速させているというのだ。
たるみを招く原因はいくつかある。
その1つが、スマホを操作する姿勢だ。スマホ画面を見るために猫背になりやすい。この状態は、首が背中より前に出て、顔面の頬から下の部分や口まわりが重力の影響で下がりやすくなるのだ。

意識して、猫背にならないようにする対策が一番効果的だ。スマホの位置はできるだけ目線まで上げる。座っている場合は足を組んだりしないほうが良いだろう。足組をすると猫背になりやすいからだ。

●スマホを使っていると二重あごになる?
肥満だけが二重あごの原因ではない。痩せ型の人や普通の体型の人でも、スマホを使い過ぎると、うつむきでの利用が増えて、二重あごになってしまう危険があるという。

ちなみに、スマホの操作位置を目線まで上げれば二重あごになりやすいリスクは回避できる。

●スマホを使っていると、ホウレイセンが深くなる?
スマホの操作がホウレイセンを濃く刻んでしまうという説もある。
うつむきでスマホを操作していると、頬の脂肪が下に引っ張られ、ホウレイセンが深く刻まれてしまうといくのだ。
また、スマホ利用で目が疲れると、目の周りの筋肉が凝り固まってホウレイセンを深くする原因ともなるのだ。

●スマホをつかっている間、無表情になっている?
スマホを使っている人の顔を見てみると、多くの人が無表情な状態だと気がつく。この無表情な状態が、顔の表情筋を衰えさせて、老け顔にしてしまうという。

顔のエイジング(若返り)には、顔の筋肉を運動させると良いといわれている。つまり、喜怒哀楽をはっきりと顔で表現できれば、顔の老化を防ぐことができるわけだ。
それが。スマホを使うことで、喜怒哀楽の表情が消えて、顔の筋肉も衰えれば、年齢より早く老化が現れても不思議では無い。

歩きスマホも、ながらスマホも、楽しいかもしれないが、使い過ぎは老け顔の元とも覚えておくとよいだろう。


甲斐寿憲