亀梨クンを、嵐を撮りた〜い!“撮りジャニ”たちの闘い
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>

 鉄道ファンの方は、守備範囲によって“乗り鉄”とか、“撮り鉄”といった棲み分けがあるそうです。

 ジャニヲタも、“茶の間”(あまりコンサートに行かず、主にテレビでジャニーズを応援する人たち)や、“現場派”(テレビも観るけど、コンサートなどナマの現場に命をかける人たち)といったざっくりしたカテゴライズはありますが、概ねすべてのヲタが持っている属性に、“撮りジャニ”というのがあります。

 ジャニヲタは、ジャニに関係したさまざまなことどもを、とにかく「撮りたい!」のです。

 それは、ターミナル駅にデカデカと貼り出されたポスターだったり、CD宣伝のアドトラックだったり、あるいはジャニが「昨日食べた!」と言ったスイーツだったりします。

 今なら、亀梨和也さん主演映画『ジョーカー・ゲーム』のポスターなど、捕獲しがいのあるハント対象ではないでしょうか。

 また、コンサート会場ではツアータイトルを掲げたボードや、公演を記念して設置されたモニュメントなどが絶好の獲物です。

 しかし、これら定番の被写体は人気アトラションのようなもの。ファストパスでもない限り、ベストポジションに立てるまでジリジリと順番を待たねばなりません。

 モニュメントの真ん前に立ったまま、その場で悠長に写真をデコったり編集したりするヲタがいると、後列のヲタは「早くしろよ!」といらだちます。その怒りは、「長蛇の列ができたトイレから、のんびりスマホをいじりながら出てきた女」におぼえるソレに似ています。

◆メンバーカラーの自撮り棒が欲しい

 ただ最近、“待つだけの女”に疲れたヲタは“自撮り棒”なる補助アイテムを使うようになりました。

「自撮り棒とか、どんだけ自分が好きなんだよ!?」と毒づいていたヲタも、人混みの上部から対象を狙える利点を見て、「その手があったか! 私も買おう……」なんて思ったりするのです。

 自撮り棒(セルカ棒)は、数百円〜2000円程度で買えますし、日ごとにカラーバリエーションも増えています。Amazonのサイトをざっと見たところ、赤、オレンジ、ピンク、青、緑、黒、白、黄色、紫などの選択肢がありました。

 ジャニヲタはメンバーカラー(ジャニーズタレントのイメージカラー)にこだわりますから、セルカ棒だって好きな色があれば大喜び! たとえば嵐のカラーは、赤=櫻井翔さん、青=大野智さん、黄=二宮和也さん、緑=相葉雅紀さん、紫=松本潤さんですから、既存の中から好みのものを選べます。

 ところで、もうすぐバレンタイン。

「今年は、気になる彼女に“逆チョコ”をあげようかな? でもあのコ、ジャニヲタだし……」とお悩みの男子にも、セルカ棒はオススメのプレゼント。

 いきなり高級チョコとか出されたらビビリますが、「これあげるから使ってみて?」とかいってセルカ棒にチロルチョコでも付けてあげたらウケそうです。もらった方も、彼氏候補にするも友達のままにするも、好きに転がせるので気がラクです。

 “撮りジャニ心”をサポートする贈り物で、ジャニヲタをとらえてみてはいかがでしょうか?

【映画 ジョーカー・ゲーム公式サイト】http://www.jokergame-movie.com/

<TEXT/みきーる ILLUSTRATION/二平瑞樹>

【みきーる】
編集者&ライター。出版社勤務を経て、2000年に独立。ふだんは『週刊アスキー』などパソコン誌や女性誌、ウェブサイトで編集・執筆。著作に『ひみつのジャニヲタ』(カバーイラスト・江口寿史)『ジャニヲタあるある』『ジャニヲタあるある フレッシュ』『ジャニヲタ談話室!』など(イラストはいずれも二平瑞樹)。ジャニヲタ歴は、約20年。KinKi Kidsの担当に始まり、現在はグループを問わず応援する“事務所担”。mixiコミュニティ“ジャニーズチケットお見合い処”管理人。Twitterアカウント:@mikiru