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歌手で俳優の武田鉄矢が、1日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00〜10:55)に出演し、歌手・沢田研二の「嫌なら帰れ」発言を擁護した。

沢田は先月20日、東京国際フォーラムで「2015 沢田研二 正月LIVE」を開催。約2時間近く歌い続けた後、最後のMCで「イスラム国」の日本人人質事件など最近の世界情勢に触れると客席から「歌ってー」という声が上がり、沢田は「黙っとれ! 誰かの意見を聞きたいんじゃない。嫌なら帰れ!」と一喝したという。

後日このことが報じられ、ネットでも話題に。レギュラーを務める芸能リポーター・長谷川まさ子氏は、当時会場にいたファンのTwitterやブログなどの意見を調査した上で、「確かに会場はちょっと凍ったそうなんですが、その凍った原因というのはファンの多くの方は沢田さんの発言に対してではなく、その『歌ってー』という方に凍ったんだと」と説明した。

沢田と同世代で対談もしたことがあるという武田は「沢田さんはデビューからずっと、世間に対して思うようなことをカットされてきた"純粋男性アイドル"なんです」と紹介した上で、泉谷しげるを例に「ファンとのトラブルが売り物みたいな人。歌もありとあらゆる社会問題を歌う。沢田さんは対極にいて」と両者を比較した。

そして、「彼は役としてジュリーを演じ続けて、この年齢になって自分の思いを初めて語りはじめたわけじゃないですか」と沢田の立場になり、「やっぱり、(言いたいことが)なかなか止まらないんでしょうね。できなかったことを今やっているわけですからね」とその胸中を察した。

また、同じくゲスト出演したタレント・YOUは「私は、好きで見に行くアーティストの言うことを聞きたくてしょうがないわけですよ」と語り、「(客席で)空気を乱す子がいると『あんたそれ、今言うところじゃないから』ってきっと周りの人が言うぐらいな感じのこと」とファンの方に非があると主張。過去にパンクバンドのライブで生肉を投げられた経験談を明かしながら、「こんなの朝飯前ですよ」と武田と同様に沢田を擁護した。