株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントは、生活者総合ライフスタイル調査『CORE』やシニアのリアル・コミュニティ『iDOBATA KAIGI』などの独自データに加え、国や組織が公開する既存データを盛り込んだ、現在のシニア像を理解するための『R&D 基礎研究レポート』を発行した。そのレポートによると、シニア層の多くが「歳より若々しい」と自覚しており、60歳以上の女性の多くは「歳より若く見られている」と思っていることがわかった。しかも、年齢があがるにつれてその意識は強くなっている傾向がみられ、60歳前後の女性では約70%、70歳前後の女性では約75%が「歳より若く見られている」と回答している。

  一方、男性は年を経るごとに、若々しさを自覚し、70歳を超えると「10歳以上若くみられる」という回答がグンと伸びている。また、男性の50代では55%程度が「歳より若くみられている」と回答しているが、60代では6割を超えている。

R&D 基礎研究レポート

女性は60代、70代に入るときにシニアの自覚がぐっと高まる

R&D 基礎研究レポート

  自分のことを「シニア」だと思うのは、女性では50代後半(28%)から60代前半(56%)で28pt、次いで、60代後半(61%)から70代前半(83%)で21ptと、年代の切り替わりの時期にシニアの自覚が強まることがわかった。女性と比べると、男性は年々順調にシニアと自覚していく様子がみえる。

  また、シニアにとって60代は微妙なお年頃で、若い年代からはシニア扱い、70代からは若造扱いされていることが明らかに。60歳未満が「シニア」だと思う年齢は平均60歳となり、「シニア」以前の若い年代で「60歳になるとシニアだなぁ」と思っているといえる。

  ところが、実際に60歳になってみると「シニアだと思う年齢」は平均65歳とあがっており、さらに70歳を超えると「シニアだと思う年齢」は平均68歳という結果に。

 今回の調査結果を受けて、リサーチ・アンド・ディベロプメントは以下のように分析している。65才は年齢としては「シニア」だが、65才の自分は「年齢より5才以上若く(シニアには見えないはず)」みえており、シニアゴコロは微妙だといえる。「シニア向け」と決め付けるアプローチが上手くいかないのは、このあたりに要因があるのかもしれない。年相応、という固定概念にとらわれず、「見た目-5才」のシニアが送っている「-5才生活」を知り、アプローチを考えることが必要だとしている。