実は間違いだらけ!覚えておきたい風邪の治し方!

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寒い時期になると気になるのが風邪。もちろん、毎日の生活の中でケアをしながら、風邪にならないようにしておくのが大切。でも、仕事や家事におわれて、そうは思っていても、気が付くとどうしても罹ってしまうのが風邪。

そして、加湿や厚着などの予防法はなんとなく知っているけれど、いざ罹ってしまったら、どうやって治すかご存じですか?

汗をたっぷりかいて、栄養満点の食事でーー。

なんてこと考えていたとしたら、とっても危険です。

実は風邪の治療法には間違いがたくさん。今日はいざという時に使える風邪の治療法を伝授します!

無理に厚着をするのはよくない。

風邪を引くと、とにかくたくさん汗をかいて出してしまおうと、服を着込んだり、毛布にくるまったりする人がいますが、これは間違い。

風邪を引いている時点で、体温が上がっているので、さらに無理やり体温を上げる必要はありません。むしろ、体温をあげようとしすぎると体温中枢を狂わせ、体力の消耗を激しくします。

「ほら、食べて元気だしな!」は間違い。

風邪を引いている時でも「体力つけるためにたくさん食べなくちゃ」お考えになる方も少なからずいるでしょう。

私も昔「栄養あるものたべて、元気出しなさい!」なんていうのはよく耳にします。

ですが、栄養があるのと消化しやすいのは全くの別問題で、消化しにくいものを食べるともちろん大量を余分に消費します。

風邪で体力がなくなっている時はあえて食べるのを控えて、体力を温存することも1つの手段です。

薬をすぐに飲むのもよくない。

よく「風邪薬を発明するとノーベル賞がもらえる」というジョークを耳にしますが、というのも現在の風邪薬は諸症状を緩和するものなので、風邪を直接「治療している」とはいえません。

それどころか、熱が高くなっているからすぐに解熱剤を飲んだり、お腹を下しているから下痢止めを飲むと、かえって免疫作用を阻害して直りが悪くなります。

もちろん、あまりにつらい症状がでていたら薬に頼るのも1つの手段ですが。

まとめ

見ていただければお分かりかもしれませんが、結局風邪をひいたら「できるだけ体のままにする」というのが重要。食欲が無いのに無理に食べたり、暑いのにさらに体温を高めようなどと考え過ぎないことが一番の治療になります。みなさんも、風邪の時期なので日々の予防、そしてなってしまったら上を参考にすぐに風邪を治せるようにしましょう!