中国メディアの澎湃新聞は28日、米アップルが米国時間27日に2015年第1四半期(10−12月)決算を発表したことを伝え、売上高が746億米ドル(約8兆8000億円)、純利益180億米ドル(約2兆1000億円)となったことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの澎湃新聞は28日、米アップルが米国時間27日に2015年第1四半期(10-12月)決算を発表したことを伝え、売上高が746億米ドル(約8兆8000億円)、純利益180億米ドル(約2兆1000億円)となったことを伝えた。

 記事は、アナリストの事前予想が売上高676億9000万米ドル(約7兆9900億円)だったことを紹介し、第1四半期だけで約7450万台の「iPhone」を販売したアップルの決算が事前予想を大きく上回ったことを紹介した。

 続けて、ルカ・マエストリCFO(最高財務責任者)の発言として、「中国国内におけるiPhoneの販売台数が米国を上回ることはなかった」と伝える一方、アップルの中国における売上高は前年同期比70%増と大きな伸びを示したことを紹介。中国市場でiPhoneの販売がそれだけ好調だったことを示すものと論じた。

 さらに、ロイター通信が「競争が激しい中国市場でアップルが成功できたのは、世界最大の移動体通信事業者である中国移動との提携のほか、ディスプレイが大きくなった『iPhone 6』『iPhone 6 Plus』によるもの」と伝えたことを紹介。また、ルカ・マエストリCFOが「中国経済の減速はアップルにとって大きな影響はなく、中国市場におけるポジションも非常に心地よいもの」と語ったことを伝えた。

 続けて記事は、市場調査会社Canalysのデータとして、2014年第4四半期における中国スマホ市場で、出荷台数ベースでアップルは初めて1位になったと伝え、「これまで1位の座にいたサムスンを引きずり下ろした」と指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)