“学校”づくりに音楽フェス…キングコング西野は何をやらかしたいのか?【インタビューVol.4】
「『はねるのトびら』で突き抜けることができなかった。でも、まだ方法はあるはずだ」
(『嫌われ西野、ニューヨークへ行く』/西野亮廣)

 お笑いは「独演会」、絵本は「原画展」という形で、世界へと向かっているキングコング西野亮廣。しかし日本でも、これまた変わった“遊び”を仕掛けている。『三国志ちゃん』というアニメーション、『サーカス』という学校、『天才万博』という音楽フェスだ。

◆「進化するキングコング西野」Vol.4 3つの遊び

――『三国志ちゃん』について教えてください。

NHK『青山ワンセグ開発』の企画で作った短編アニメーションです。『三国志』って、すごい面白い物語なんですよ。でも若干とっつきにくいじゃないですか、女のコとかは。なので、「これを観れば『三国志』が分かる!」というものではないんですけど、興味を持つきっかけになったらなぁ、と思って作りました。
声は、『はねるのトびら』のメンバーだった、ロバート秋山さんと、インパルス堤下さんと、僕です。『はねトび』でコントをしているのが好きだったので、「5分間のムービー作って」と言われたときに、それやったら絶対、コントがええなと思いました。

――『はねるのトびら』は深夜からゴールデンになって、コントをやらなくなりましたよね。

本当はコントがやりたかったですけど、仕方ないと思いました。コントは視聴率とれないですから。ゴールデンに上がるってなったら、そこは腹くくらないと。「深夜時代のほうが良かった」という声は何万件とありましたけど、自分たちの中では結構すっきりしていました。『三国志ちゃん』は、深夜時代の『はねトび』のノリそのままなので、録音していてすごい楽しかったですね。

※『三国志ちゃん・第一話』 http://www3.nhk.or.jp/d-station/episode/sangokushi/3771/

――『サーカス』は“学校”ですよね。始めたきっかけは?

2つあるんです。1つは、僕、ホント頭悪くて、1学年200人くらいの学校だったんですけど、成績が下から10番目くらいやったんですよ。それも、不良だったり不登校だったりしたら、まだ言い訳つくんですけど、僕、毎日学校に行ってたのに、単純に勉強ができなかったんです。難しかったんですよ、授業が。先生の言ってることが理解できなくて。

でもこの世界に入って、ダイノジ大谷さんの音楽の話とか、すごい面白くて。ロザンさんの歴史の話とかも、むちゃくちゃ面白いんですよ。(あれ? 勉強面白いぞ?)ってなって、家帰って自分で調べたりしてたんです。気づいたら勉強に前のめりになっていて。なんで学生時代、できんかったんやろ? なんで学生時代の授業って、あんなに面白くなかったんやろ? って考えたときに、勉強が面白くなかったんじゃなくて、先生の喋りが下手だったんだな、と思って。

休み時間、先生に話し掛けに行かなかったんですよね。その先生、面白くないから。これはダメだと思って。知識10あっても、トーク1だったら1しか伝わらないし。当たり前ですけど、先生は勉強の訓練はしてても、喋りに関してはずぶの素人なわけで。なのに新任の先生は、いきなり教壇に立つじゃないですか。それは生徒も授業、聞かへんよなと。

じゃあ、喋りの上手い先生ばっかり集まってる学校があったらええな、みたいなところから、「学校作っちゃおう」となったんです。それが表向きの理由です。

⇒【後編】「集客は度外視で、天才だけ呼ぼう」という「天才万博」に続く http://joshi-spa.jp/185281

<取材・文/尾崎ムギ子 撮影/安井信介>

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