香川真司 (撮影/岸本勉・PICSPORT)

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日本代表・香川真司選手のUAE戦でのPK失敗がドイツでも悲劇的に報じられた。ほとんどは同情的な意見だが、サポーターからはチーム復帰後の奮起を促すような応援メッセージも寄せられている。

しかし、ドイツ<シュテルン>紙に掲載されたクロップ監督のインタビューでは、マンチェスター・ユナイテッドからドルトムントへ戻って来た直後に、香川選手が太ももに問題を抱えていたことがはじめて明かされ、大きな波紋を呼んでいる。

PKの失敗に関しては「こうしたことは起こるからしょうがないよ。これで世界が終わるわけではないんだ」「それでも彼のアジアカップでのパフォーマンスは悪くなかった」「シンジが早く帰ってくるのを歓迎する」「数週間休んでリフレッシュしてからブンデスで活躍することを期待」など、頭を切り替えてリーグ後半戦に臨んでほしいという声が大多数だ。

一方で、故障したままドルトムントへ復帰した件に関しては、「大きな不安を抱えて戻って来たんだな」「怪我を隠すほど不安だったとは」といった心配する声や、「怪我について説明しなかったのはプロフェッショナルに欠ける」との声もあがっている。

とはいえ、後半戦に向けて「(この話を聞いて)彼とクロップの間には信頼関係ができているということだと思う」といったコメントや、サポーターとして「僕らは彼がここから抜け出すように手助けしなければならない」「シンジは絶対に昔の姿を取り戻すよ」など、復活に向けて応援するコメントが相次いでいる。

ドルトムントは降格圏内からの厳しいスタートとなるが、やはりチームが再び調子を取り戻すには香川選手の復活が不可欠という意見が大勢を占めている。