アイオワ州ルート61の大広告板に“危険人物”(画像はcbsnews.comのスクリーンショット)

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道路沿いに、どれほどドライバーたちの目を引く広告を出せるか否かで、商売にも大分差が出てくると言われる車社会のアメリカ。だがアイオワ州で、さすがにこの広告板には「焦った」、「やめろ」とクレームが出ていたことを地元メディアが報じている。

アイオワ州デモイン郡で、ウェストバーリントンを南北に走るルート61。そこに店舗を構えるカーディーラーが道路沿いに出したそれは大型の広告板があり、ボードの上にちょこんと“男性”が乗っている。当然ながら彼はドライバーを焦らせ、時には急ブレーキを踏ませ、警察に通報までさせてしまった。

もちろんこれは衣服を着せた男性のマネキン人形。有名なカーディーラー『Deery Brothers』が、“お騒がせ”を狙って設置したのであった。さっそくデモイン郡保安当局が人々に誤解を与える上に落下したら危険ということで撤去を命令し、マネキン人形は渋々ながら姿を消した。よそ見運転などが原因の追突事故などは起きていないもようだ。

ブラッド・ディーリー社長は地元メディア『The Hawk Eye』の取材に、「広告板が面白いとお客様からも好評でビジネスは順調でした。写真を撮って行く人もあったほど注目されていたものを引っ込めるのは辛い決断です。でも公共交通およびドライバーの皆さんの安全を考えればやむを得ませんね」と答えている。

※ 画像はcbsnews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)