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ゆでたひよこ豆に、練りごま、オリーブオイルなどを混ぜた「フムス」という料理を知っていますか?

もともとイスラム圏の中東地域で食べられていたこの料理。トルコやギリシャなどの地中海地方でも、とても日常的なフードです。

この「フムス」が、世界中でどんどん人気になってきているのです。

 

■低カロリーで高タンパク。今注目の「ダイエットフード」!?

その人気のキッカケは、ニューヨーカーを初めとした世界中のベジタリアンやダイエッターたち。

植物性で、高タンパク。100gあたり、170kcalと低カロリーなのに、口当たりはクリーミーでリッチ。血糖値を上昇させ過ぎず、腹持ちがよく、1品での栄養バランスも優れているため、「ダイエットにぴったり」とナタリー・ポートマンやアン・ハサウェイなどのハリウッド女優なども取り入れている、今大注目の“ダイエットフード”なんです。

『The New York Times』は、そのフムス人気に「アメリカ国内のフムス市場は、15年前は5億円に満たないものだったのに、今ではそのマーケットは500億円規模にまで拡大している」と紹介しています。

筆者の住むイギリスでは、すでにスーパーの一角を占めるほどポピュラーになってきている「フムス」、日本でもじわじわ人気が沸騰してきているようです。

 

■ 作り方もシンプル!

“中東料理と聞くと難しそうに感じますが、材料は日本で簡単に手に入りますし、レシピもフードプロセッサさえあれば超簡単。そこで今回は『jamieoliver.com』より、もっともベーシックな「フムス」の作り方をご紹介します。

【材料】

ひよこ豆(水煮缶)・・・400g

練りごま・・大さじ2

ガーリック・・・2片

オリーブオイル・・・大さじ3

レモン汁・・・大さじ2

塩・・・少々

(飾りとして)粉末パプリカ、みじんぎりにしたパセリ・・・お好みで

 

【作り方】

(1)ひよこ豆の水をきり、飾り以外の材料と一緒にフードプロセッサーで回します。

(2)途中で周りについたペーストをこそげ落としてさらに回すとまろやかになります。

(3) 器に移して、パセリと粉末パプリカを振り、オリーブオイルを大さじ1(分量外)回しかけてできあがり。

 

■パンや野菜につけて、バターやマーガリンの代わりにも

「フムス」の食べ方は、野菜スティックやピタという薄いパンにつけて、というのが一般的。そのほかクラッカーやベーグルにバゲットなど。またはトルティーヤで野菜やオリーブなどと巻いてもおいしいですよ。

飽きたらいろいろなテイストに味のアレンジが効くのもウレシイところ。

ピリ辛好きなら青唐辛子や、ココナツグリーンカレーペーストと混ぜてみたり。カレー粉、ライム果汁やアボカド、バジルなんかとも相性抜群です。

大手レシピ投稿サイト『クックパッド』でも、多くのフムスアレンジレシピが投稿されているので、チェックしてみて。

 

いかがですか? 例えば、朝食のパンにつけるバターをフムスに置き換えたり、野菜のディップをマヨネーズからフムスに変えれば、ぐっとカロリーダウン。体重が気になる人はぜひ試してみてはいかが?